公開日: 2026.09.11

アクネ菌とは?ニキビとの関係やニキビ予防のスキンケアを解説

FV_アクネ菌とは?ニキビとの関係やニキビ予防のスキンケアを解説

アクネ菌はニキビの原因として知られていますが、実は健康な肌にも存在する常在菌の一種です。一方で、皮脂の分泌量が増えると、アクネ菌が増殖しニキビができやすい肌環境を招いてしまうことがあります。アクネ菌について正しく理解し、日頃からニキビを予防しましょう。

アクネ菌とは?

ニキビ

アクネ菌とは、ニキビと深い関わりを持つ細菌のことです。まずはアクネ菌の基礎知識や、ニキビとの関係性について理解を深めていきましょう。

アクネ菌は肌の常在菌

アクネ菌とは、人の皮膚に常在する細菌「皮膚常在菌」の一種です。皮膚常在菌は、大きく以下の3つに分類できます。

種類

主な役割と代表例

善玉菌

健やかな肌環境をサポートする

代表例:表皮ブドウ球菌

日和見菌

通常は肌にとって良い働きをするが、肌環境によって、悪影響をもたらす場合がある

代表例:アクネ菌

悪玉菌

肌あれや炎症などの肌トラブルの要因になり得る

代表例:黄色ブドウ球菌

アクネ菌は通常、肌を弱酸性に保ち、肌トラブルの要因となる悪玉菌の繁殖を防ぐ役割を担っています。

しかし、アクネ菌のエサは脂質であるため、皮脂が過剰に分泌されたり、毛穴に皮脂が詰まった状態が続くと、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、それが原因でニキビが発生してしまうことがあります。

アクネ菌とニキビの関係

アクネ菌がつくる、ニキビの進行ステップ

ここからはアクネ菌とニキビの関係性について、4段階に分けて解説します。

初期段階

食事など何らかの原因によって皮脂が過剰に分泌され、毛穴詰まりを引き起こした状態です。

第一段階

古くなった角質や皮脂が混ざり合い、毛穴を塞ぐように固まったものが角栓(コメド)です。これが「白ニキビ」や「黒ニキビ」の正体です。この時点ではまだ炎症は起きていませんが、毛穴内にはアクネ菌のエサである皮脂が多く存在しており、通常よりもアクネ菌が増えやすい状態にあります。

第二段階

その後アクネ菌が増殖し続けると炎症が起こり、赤く腫れた状態の赤ニキビへと進行します。さらに炎症が悪化すると、より強い痛みや腫れ、膿などを伴う黄ニキビになることもあります。

第三段階

黄ニキビまで進展した状態で無理に潰すと、肌にニキビ跡(クレーター)が残ることがあります。

アクネ菌が増殖しやすい3つの肌状態

虫眼鏡で拡大されたニキビ

アクネ菌はもともと肌に存在する菌ですが、肌環境が乱れると増殖しやすくなります。アクネ菌が増えやすい代表的な3つの肌状態を紹介します。

皮脂の分泌量が多い

アクネ菌のエサは皮脂であるため、皮脂量の増加に伴いアクネ菌も増殖しやすくなります。
皮脂の過剰分泌を招く主な要因として、次のようなものが挙げられます。

  • 脂質の多い食べ物の過剰摂取
  • 保湿不足による肌の乾燥
  • 過剰に分泌された皮脂の洗い残し
  • 生理前のホルモンバランスの変化

特に、皮脂や汚れが肌に残ったままだと、毛穴詰まりを引き起こし、アクネ菌が増殖しやすい肌状態になるため注意が必要です。

ターンオーバーが乱れている

肌の生まれ変わりであるターンオーバーが乱れると、本来であれば自然にはがれ落ちる古い角質が、肌表面や毛穴内部に残りやすくなります。

毛穴の内部に古い角質が蓄積すると、分泌された皮脂と混ざり合い「角栓(コメド)」と呼ばれるフタを形成し、毛穴を塞いでしまいます。すると出口を失った皮脂が毛穴に溜まり、アクネ菌が繁殖しやすくなるのです。

ターンオーバーの乱れを招く主な要因として、次のようなものが挙げられます。

  • 保湿不足による肌の乾燥
  • 慢性的なストレス
  • 睡眠不足
  • 食生活の乱れ

皮脂分泌と食事の関係について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
皮脂分泌と食事の関係は?脂性肌・毛穴トラブルに注意したい食べ物 >>

バリア機能が低下している

バリア機能とは、肌の水分と油分のバランスを保ちながら、乾燥や大気浮遊物質などの外部刺激から肌を守る働きのことです。水分が不足して乾燥し、ターンオーバーが乱れてバリア機能が低下すると、肌表面の角質層の状態が不安定になり、肌が刺激を受けやすくなります。

すると肌は自らを守ろうとして皮脂分泌を活発にしますが、その結果、アクネ菌の増殖が起こりやすくなってしまうのです。汚れをしっかり落とし切れず、毛穴に皮脂が溜まることでアクネ菌がさらに増殖し、最終的にニキビの発生に繋がるケースも見られます。

ニキビを防ぐ基礎ケア

美肌の女性

ニキビができにくい肌を目指すには、毎日の適切なスキンケアが重要です。日常に取り入れやすい基本のケアを紹介します。

クレンジング・洗顔で汚れをしっかり除去する

メイクや不要な皮脂が肌に残ったままだと、毛穴詰まりを引き起こし、アクネ菌が増殖しやすい環境になってしまいます。ニキビ予防のためには、毎日のクレンジングと洗顔で肌を清潔に保つことが大切です。

日々のクレンジング・洗顔では、次のポイントを意識しましょう。

✓ クレンジング・洗顔で意識するポイント

  • 肌をこすらないよう、やさしくなじませる
  • 乾燥を防ぐために、洗い流す際はゴシゴシと洗ったり、熱いお湯ですすぐことを避ける
  • クレンジング剤や洗顔料の流し忘れのないように、十分にすすぐ(特に、フェイスライン、耳周りの流し忘れに注意)
  • 清潔な肌をキープするために、清潔なタオルで顔を拭く

以下の記事では、美肌に繋がる正しい洗顔方法や洗顔料の選び方を解説しています。気になる方は、ぜひこちらも参考にしてください。
正しい洗顔のやり方とは?美肌を叶える洗い方や洗顔料の選び方 >>

しっかり保湿ケアを行う

肌の乾燥は皮脂の過剰な分泌や毛穴詰まりに繋がるため、健やかな肌へと整えるには日々の保湿ケアが重要です。

「ニキビがある=皮脂が多いから保湿は逆効果」というイメージを持つ方も多いと思いますが、十分に保湿をすることで肌の水分・油分のバランスをサポートし、テカリをコントロールしやすくなります。

保湿ケアのポイントは、以下の通りです。

✓ 保湿ケアで意識するポイント

  • 化粧水は手のひらで温めてから肌になじませる
  • 乾燥が気になりやすい目元・口元などは重ね塗りする
  • 化粧水の後は油分を含む乳液やクリームを塗布してフタをし、水分の蒸発を防ぐ

基本のスキンケアの手順やポイントについてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。
化粧水と乳液の違いとは?正しい保湿ケアでさらにうるおう肌へ >>

生活習慣を整える

ニキビを予防するにはスキンケアによる外側からのアプローチだけでなく、食事や生活習慣など内側からのケアも重要です。

睡眠不足やストレス、偏った食生活が続くとターンオーバーが乱れ、毛穴詰まりや皮脂分泌の増加に繋がりやすくなります。

ニキビができにくい肌を目指すには、以下のようなポイントに気をつけて生活習慣を見直してみましょう。

  • 規則正しい睡眠を心がける
  • 栄養バランスの整った食事を意識する
  • 適度な運動を行う
  • 自分に合ったストレスケア方法を見つける

以下の記事では、睡眠と美肌の関係性を詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください。
ゴールデンタイムが美をつくる?良質な睡眠と美肌の関係 >>

ニキビケア*におすすめのアイテム3選

* 予防すること

*1 ハリ、ツヤのこと
*2 イソプロピルメチルフェノール(殺菌成分)
*3 汚れを落とすことによる
*4 グリチルリチン酸ジカリウム(肌あれ防止有効成分)、ナイアシンアミド(シワ改善・美白有効成分)
*5 うるおいを与えること

ニキビに関するよくある質問

スキンケアする女性

ニキビに関するよくある質問にお答えします。

Q.ニキビができた時はメイクを控えるべき?

A.必ずしもメイクを控える必要はありませんが、肌への負担を抑えるためにキープ力の高いファンデーションの使用や、厚塗りするしっかりメイクなどは極力避けましょう。

ニキビが気になる時は、隠そうとしてつい重ね塗りをしてしまいがちですが、赤ニキビや黄ニキビなど炎症している時には要注意です。ファンデーション自体が刺激になってしまう場合があるので、薄づきのパウダーファンデーションなどで薄く塗ると良いでしょう。

ニキビを目立ちにくくするために、ポイントメイクで目元や口元を強調するのもおすすめです。しっかりとメイクする場合には、ニキビパッチなどでニキビ部分への負担を避けるという方法もあります。

またアクネ菌の増殖を避けるために、パフは使い切りにする、ブラシは定期的に洗浄するなどして、メイクアイテムを清潔な状態に保つことも大切です。

一日の終わりにはメイクや皮脂汚れをしっかり洗い落とし、保湿を十分に行いましょう。

Q.生理前にニキビが増えやすい理由は?

A.生理前はホルモンバランスの変化によって、皮脂の分泌量が通常よりも増えやすい状態です。皮脂の分泌増加に伴いアクネ菌が増殖すると、結果的にニキビや炎症が起こりやすくなってしまいます。

さらに生理前の肌は敏感になりがちで、紫外線、乾燥、大気浮遊物質などの外的刺激による赤みや吹き出物が起きやすいのも特徴です。

ただし、これらの症状は個人差が大きいので、気になる場合には、医療機関にて医師の判断を仰ぎましょう。

Q.ニキビ予防におすすめの食べ物は?

A.ニキビを予防して健やかな肌を保つためには、栄養バランスの整った食事を意識しましょう。
水分、たんぱく質、ミネラル、ビタミンなどの成分を日々の食事でしっかり摂取することで、肌環境を整えやすくなります。

おすすめの食材を、以下の表にまとめました。

含まれる栄養素

食材(例)

たんぱく質

鶏肉、大豆製品、魚

食物繊維

玄米、味噌、ヨーグルト、海藻

ビタミンA

にんじん、かぼちゃ

ビタミンB群

卵、納豆、レバー

ビタミンC

ブロッコリー、キウイ、赤ピーマン

ビタミンE

アーモンド、アボカド、うなぎ

こちらの記事では、肌質タイプ別におすすめの食べ物を紹介しています。ニキビや毛穴目立ちが気にならない肌を目指したい方は、ぜひこちらも参考にしてください。
開き毛穴の対策に役立つ食べ物は?美肌へと導く食事を肌質タイプ別に紹介 >>

アクネ菌とニキビの関係を理解して理想の肌を手に入れよう

美肌の女性

アクネ菌はニキビの原因として知られていますが、本来は肌を健やかに保つ役割も担う肌の常在菌です。今回紹介したような基本のケアやアイテムを取り入れて、使うたびアクネ菌が増えにくい肌環境をキープし、ニキビができにくい肌へと整えてみませんか。

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