乾燥が落ち着くまでの期間は個人差が大きい

肌の乾燥を感じにくくなるまでの期間は、肌状態や生活習慣、年齢などによって差が生じます。うるおいを感じられるようになるまでの具体的な日数は個人差が大きいため、一概には言えません。
別名「ドライスキン」とも呼ばれる乾燥肌は、その名の通り皮膚の皮脂や水分が不足し、乾燥している状態の肌を指します。
健康な肌は皮脂の膜がかかった角質層がバリアとなり、体内の水分を外に逃がさないようにする働きを維持できます。しかし、この機能がうまく働かなくなると、肌の乾燥が徐々に目立つようになります。
乾燥肌は「顔が常にカサカサする」「洗顔後に肌のつっぱりを強く感じる」など、日常でも不快感があるのが特徴です。

しかし、適切なケアを行い規則正しい生活を送れば、乾燥を感じにくい肌状態をキープできるでしょう。
もし長期間保湿ケアを続けているのに、常時肌の乾燥が気になる場合は、専門的な治療が必要な可能性もあります。セルフケアを継続しても一向に肌にうるおいを感じられないようであれば、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。
乾燥肌を招く4つの原因

理想の肌に近づくには、まずは乾燥肌の原因を正しく理解しましょう。乾燥肌を招く4つの原因を、それぞれ詳しく解説します。
間違ったスキンケア
以下に挙げるようなスキンケアを行っていると、乾燥肌を招きやすくなります。
- ゴシゴシと強い力で肌をこするように洗顔している
- 熱いお湯で洗顔している
- メイクの濃さや肌状態に合わない洗浄力のクレンジング料・洗顔料を使っている
- 保湿ケアを化粧水のみで終わらせている
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このようなケアは本来肌に必要な皮脂を落とし、肌のうるおい不足を加速させるNG行為です。日常的に行っていると肌の乾燥を招く要因になるため、注意しましょう。
空気の乾燥

空気の乾燥は、肌の乾燥に直結します。冷房・暖房を問わず、エアコンが効いた室内に長時間居る生活を送っていると、汗や皮脂の分泌が少なくなり、肌の乾燥を招きます。
特に冬は、室内だけでなく、屋外で過ごす際にも注意が必要です。冷たい空気は水分を保持するのが苦手なので、冬場は自然と湿度が下がり、肌の水分が失われやすくなります。屋外も室内も空気が乾燥状態にある冬は、特に乾燥肌ケアに注力しましょう。
体内の水分不足

日頃から水分摂取量が少なく、体内の水分量が慢性的に不足していると、肌に十分なうるおいを届けられず、結果的に肌が乾燥してしまいます。
特に寒い季節は、発汗量の減少にともない喉の乾きを感じにくくなることから、自然と水分摂取量も減りがちです。冬は肌が乾燥しやすい時期なので、喉が乾いていなくてもこまめな水分補給を意識しましょう。
また、年齢とともに肌の水分・ハリを維持する以下の成分が減少していくことも、乾燥肌を招く代表的な原因のひとつです。
年齢を重ねるにつれて肌の乾燥が気になる場合は、加齢による影響が大きいと考えられるでしょう。
* 年齢に応じたお手入れのこと
不規則な生活習慣によるターンオーバーの乱れ

不規則な生活習慣によるターンオーバーの乱れも、乾燥肌を招く原因のひとつです。
ターンオーバーとは肌の新陳代謝のことを指します。ターンオーバーが正常だとうるおいのバリア機能が保たれ、肌を健やかな状態に維持できます。しかし、ターンオーバーが乱れバリア機能が低下すると、乾燥やくすみ*1などの肌トラブル*2を引き起こしやすくなります。
ターンオーバーの乱れを招く生活習慣の一例は、以下の通りです。
- バランスの偏った食生活
- 慢性的な睡眠不足
- 日常的なストレス
- 飲酒や喫煙習慣
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このような生活習慣があると、肌に必要な栄養が行き届きにくくなることでターンオーバーが乱れやすくなり、結果的に肌の乾燥を招いてしまいます。
*1 乾燥による
*2 肌あれや乾燥
乾燥肌の効果的なケア方法5選

スキンケアや生活習慣を見直すことで、乾燥肌を効率的にケアできます。手軽に取り入れられる5つのセルフケア方法を、それぞれ詳しく紹介します。
保湿成分配合のクレンジング料・洗顔料を選ぶ
コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたクレンジング料・洗顔料を取り入れましょう。
肌が乾燥状態だと洗顔後のつっぱりが気になりやすい傾向にありますが、皮脂やメイク汚れを除去するためには毎日の洗顔が欠かせません。乾燥を防ぐためにはクレンジングや洗顔を避けるのではなく、しっとりした洗い上がりのスキンケアアイテムを取り入れることが大切です。
泡立てが必要な洗顔料を使う場合は、手のひらでしっかりと泡立ててから肌に乗せるのがポイントです。直接手でこすらないよう意識しながら、泡をクッションにして洗顔することで、肌への摩擦を防げます。また、W洗顔不要のクレンジング料であれば、摩擦をさらに軽減することができます。
クレンジング料・洗顔料ともに、最後はぬるま湯でしっかりとすすぎ落としましょう。
入念に保湿ケアを行う

乾燥肌を招く主な要因は肌の水分不足なので、洗顔後はできるだけ時間を空けずに保湿ケアを行いましょう。クレンジング料や洗顔料と同様に、以下のような保湿成分が高配合された化粧水や美容液、乳液を選ぶと、乾燥肌へ効率的にアプローチできます。
化粧水を塗布する際は、まずは適量を手に取り、手のひらで温めてから肌になじませましょう。目元・口元など、特に乾燥が気になるポイントには重ね塗りするのがおすすめです。
水分の蒸発を防ぐために、仕上げには油分を含む乳液やクリームを使って、肌にしっかりと蓋をしてください。乳液やクリームを塗布する際も、力を入れすぎず、なるべく摩擦を起こさないようにやさしく塗るのがポイントです。
部屋を加湿する

室内の乾燥を防ぐには、日頃から加湿を心がけることが重要です。
湿度が下がると肌の水分が奪われやすくなってしまうため、乾燥しやすい冬は自宅に加湿器を設置して、部屋の湿度を60%程度に保つよう意識しましょう。加湿器がない場合は、濡れたタオルや洗濯物を室内に干すのも効果的です。
デスクワークを行なっている人は、卓上の加湿器を使う、熱湯を注いだマグカップを机の上に置くなど、手軽に行える加湿法を試してみてください。
タンパク質やビタミン類を含む食材を摂る

食生活の乱れはターンオーバーの乱れに直結するため、乾燥肌対策にはインナーケアの観点から食生活を改めることも重要です。
特に以下の栄養素を豊富に含む食材は、乾燥肌ケアに効果的とされています。
| 栄養素 | 食材例 |
| タンパク質 | 鶏ささみ、かつお節 |
| ビタミンB2 | 塩さば、モロヘイヤ、アボカド |
| ビタミンC | 赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ |
| ビタミンA | 豚・鶏レバー、うなぎの蒲焼き |
| ビタミンE | 卵、アーモンド、オリーブオイル |
| β-カロテン | 人参、紫蘇、ほうれん草 |
| 亜鉛 | 牡蠣、牛肩ロース |
ただし、特定の栄養素に偏った食事はかえって肌に良くありません。多様な食材を使って栄養バランスが整った食事を心がけることが大切です。
質の良い睡眠をとる

不規則な睡眠や慢性的な睡眠不足も、ターンオーバーが乱れる原因となり、乾燥肌を招きます。肌の乾燥が気になる人は、毎日質の良い睡眠が取れるよう以下のような対策を実践してみましょう。
- 就寝前はスマートフォンやTVなどの視聴を控える
- 夕方以降はカフェインを摂取しない
- 身体に合った枕や、吸湿性・放湿性の良い寝具を使う
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特に入眠後3時間は成長ホルモンが多く分泌され、肌のターンオーバーが促進されやすい時間帯です。この時間にぐっすり眠れるよう、手軽に取り入れられる方法を試しながら入眠環境を整えていきましょう。
乾燥肌ケアのよくある質問

乾燥肌ケアのよくある質問を、Q&A形式で解説します。
乾燥が悪化して痛みがある場合のケアは?
乾燥が悪化して痛みがある場合は、乾燥性皮膚炎を起こしている可能性があるため、セルフケアではなく医療機関を受診しましょう。
乾燥性皮膚炎とは、皮膚が乾燥するだけでなく、痛みを伴う炎症や湿疹、水ぶくれ、皮むけなどの症状が生じる皮膚疾患の一種です。乾燥性皮膚炎はセルフケアでの対処は難しいため、皮膚科やクリニックなどの医療機関を頼り、専門医からの適切なケアを受けてください。
肌が乾燥して化粧水がしみる時はどうするべき?
乾燥した肌はあらゆる刺激に敏感なため、普段使用しているスキンケアアイテムでは刺激が強いと感じる場合があります。化粧水がしみる場合は、一時的に使用を控えてください。
肌への負担を減らすためには、スキンケアアイテムを低刺激*や敏感肌用*のものに変えてみましょう。それでも刺激を感じる場合は、自宅でのケアにこだわらず、できるだけ早い段階で医療機関に相談してください。
* 全ての方に皮膚刺激が起こらないということではありません
正しい乾燥肌ケアをして、うるおいに満ちた肌へ

乾燥悩みが気にならなくなるまでの期間は人によってさまざまですが、正しいケアを継続することで、うるおいに満ちた肌を目指すことは可能です。保湿効果の高いスキンケアアイテムを使う、食事や睡眠を見直して生活習慣を整えるなど、手軽にできる乾燥肌対策を行っていきましょう。
ただし、乾燥が悪化して痛みを伴ったり、低刺激*の化粧水が肌にしみたりしている場合は、迅速に皮膚科やクリニックなどの医療機関に相談してください。
自分の肌状態に合った適切なケア方法を取り入れて、理想の肌を手に入れましょう。
* 全ての方に皮膚刺激が起こらないということではありません
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