正しい洗顔のやり方とは?美肌を叶える洗い方や洗顔料の選び方

目次
スキンケアのファーストステップに位置する洗顔。洗顔後の化粧水や美容液・乳液の浸透を促すためにも、正しい方法で行うことが大切ですが、知らず知らずのうちに洗顔で肌に負担をかけてしまっていることがあります。今回は洗顔の基礎知識から、洗顔フォームの選び方、正しい洗顔方法まで、詳しく解説いたします。
洗顔の目的
洗顔を行う目的は、肌に付着した汚れを落とし、清潔な状態を保つことです。具体的には、古い角質・ホコリ・花粉などを取り除くことで、肌あれや乾燥などの肌トラブルを防ぎ、健やかで美しい肌の維持を目指します。また、クレンジング後の洗顔では、クレンジング料をよりしっかりとすすぎ、洗い残したクレンジング料を落とす役割もあります。
洗顔料とクレンジング料との違い
一般的に、洗顔料は肌の上にある汚れや古い角質など、“ 水性 ” の汚れを落とすもの。クレンジング料は、メイクや皮脂など、“ 油性 ” の汚れを落とすものです。そのため、メイクや日焼け止めを落とす場合には洗顔料を使う前に、クレンジング料を使用する必要があります。
洗顔料の種類と特徴
洗顔料にはさまざまなタイプがあります。種類と合わせて、それぞれの特徴を見てみましょう。
種類 | 特徴 |
フォームタイプ | ペースト状で、泡立てて使うタイプ。泡立ちがよく、簡単にきめ細やかな泡を作ることができる。 |
泡タイプ | ポンプ式で泡立て不要。ワンプッシュですぐに使えるので、忙しい朝にも便利。 |
固形石けんタイプ | 泡立てて使うタイプ。洗顔料の中でも比較的洗浄力が高く、さっぱりとした洗い上がり。 |
ジェルタイプ | 泡立て不要のタイプ。顔に塗り広げてから水を加え、顔の上で泡立たせる商品もある。しっとりとした洗い上がり。 |
クリームタイプ | 泡立て不要のタイプ。肌をマッサージするように塗布して洗い流す。洗浄力がマイルド。しっとりとした洗い上がり。 |
パウダータイプ | 泡立てて使うタイプ。酵素を含む毛穴をケア*してくれる商品が多く、さっぱりとした洗い上がり。1回分ずつ個包装になっていることも多い。 |
バームタイプ | 泡立て不要のタイプ。肌にピタッと密着して汚れを絡めとる。 |
* 汚れを落とすこと
洗顔料の選び方&おすすめ洗顔料紹介
洗顔料は肌質タイプにあった洗浄力と保湿力で選ぶことがポイントです。洗顔料のタイプ別に、おすすめの肌質タイプや商品紹介をいたします。
フォームタイプ
洗浄力が高いので、脂性肌(オイリー肌)の方におすすめです。肌が敏感であったりゆらぎやすい方は、石けん成分やアミノ酸系界面活性剤を使用した、低刺激で肌への負担が少ないと紹介されている商品を選びましょう。
泡タイプ
泡立てる時間もコツも不要なので、時短したい方におすすめです。身支度に時間をかけられない朝の洗顔用に取り入れるのも◎。いつでも安定したふわふわの泡がクッションとなり、摩擦レスな洗顔が期待できます。うるおい成分が配合されている商品も多く、炭酸で泡立つタイプは、毛穴の奥まで入り込み、汚れをしっかり除去します。どの肌質タイプの方にもおすすめです。
ふわっとクリーム泡!乾燥小じわ*1をケアして DUO(デュオ) エイジングサイン*2が気になる方に特におすすめしたい、濃密炭酸*3泡の洗顔料。汚れを落とすことはもちろん、コラーゲン*4やセラミド*5をはじめとした46種類もの美容成分*6が肌のすみずみまでうるおわせ、ハリ・弾力をサポート。うるおいに満ちた美肌へ導きます。 *1 乾燥による小じわを目立たなくする(効能評価試験済み) |
炭*1×炭酸*2のパワーで皮脂を吸着。 DUO 炭と炭酸のWアプローチで、⽑⽳の汚れや余分な皮脂をオフ。さらにビタミンA*3やビタミンC*4などの美容成分をたっぷり配合し、洗顔しながら肌をトリートメント。悩みがちな年齢肌を労わり、キメの整った透明感*5のある肌に整えます。 *1 吸着成分 |
固形石けんタイプ
一般的に、天然油脂や脂肪酸が原料に使用され、合成界面活性剤が使われていないため、汚れはしっかり除去しながらも肌への刺激は抑えることができます。肌質タイプ問わず、おすすめです。
ジェルタイプ
泡立てが不要なので、手軽に洗顔することができます。比較的さっぱりとした洗いあがりのものが多く、脂性肌の方におすすめです。
クリームタイプ
優れた保湿力が特徴です。肌に必要な皮脂は残しながら、余分な皮脂や汚れを落としてくれるため、乾燥肌や普通肌の方に適しています。また、肌のハリ不足や乾燥など、エイジングサイン*が気になる方にもおすすめです。
* 乾燥によるハリ、ツヤのなさ
ゴワつく年齢肌を透明感*1あふれる肌へ DUO 乾いた肌に塗ってマッサージするようになじませるだけの簡単なクリーム状洗顔料。こんにゃく由来のプニプニとしたスクラブ*2が不要な角質まで除去して、ゴワつきがちな年齢肌も、柔らかく明るい*1素肌へ導きます。泡立て不要で時短にもなるので、忙しい朝にもおすすめです。 *1 古い角質や汚れを落とすことによる |
パウダータイプ
クレイや炭、酵素が含まれた商品が多く、過剰な皮脂分泌によるベタつきや毛穴のトラブル*が起きやすい脂性肌の方におすすめです。テカリやベタつきを抑えて古い角質も一掃してくれるので、肌のザラつきをケアしたい方にもぴったりです。
* 汚れの詰まりによる
炭*1と酵素*2の力で、さっぱり洗えるのに DUO 毛穴の黒ずみやザラつきをすっきりオフする洗顔パウダー。贅沢な美容成分をたっぷり配合し、毛穴の奥までスッキリ洗い上げて、つるんとなめらかな肌に整えます。つっぱらず、もっちりとした洗い上がりもお楽しみください。 *1 吸着成分 |
毛穴ケアはもちろん、 C+mania(シーマニア) 活きた薬用生酵素*2と純度99%の生ビタミンC*3を配合。洗う時に酵素が活発化するため、効果的に毛穴汚れを分解して、くすみ*4知らずのクリア*5な素肌に整え、古い角質汚れの溜まりにくい肌状態が目指せます。個包装なので旅行や出張などの持ち運びにも◎。 *1 汚れを落としうるおいを与えることによる肌印象 |
バームタイプ
洗浄力と保湿力のバランスが取れており、混合肌やインナードライ*肌・乾燥肌の方におすすめです。クッション性のある厚みが肌の摩擦も防いでやさしく洗い上げてくれます。
*角質層の乾燥
さっぱり洗い上げるのに肌はうるおいキープ DUO MEN(デュオメン) 泥炭*1とクレイ*2が毛穴の奥から汚れや古い角質、ニオイのもと*3まで吸着しさっぱりと除去。8種の植物成分*4が肌にうるおいを与え、使うたび健やかな肌環境へと整えます。 *1 炭(吸着成分) |
洗顔を行う回数やタイミング
基本は、朝晩の1日2回。スポーツ等でたくさん汗を流した場合を除き、それ以上の洗顔は、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や肌あれを引き起こす要因となるので控えましょう。
朝
朝は寝ている間に分泌された皮脂や老廃物・汗を洗い流すために洗顔をします。理想のタイミングは、起床後すぐ。肌に付着した汚れを洗い流して、すっきり目覚めましょう。
夜
夜の洗顔は、日中に顔に付着した汗や花粉などの汚れを落とすことが目的です。洗顔料ではメイクなど油性の汚れを落とすことができないので、化粧や日焼け止めは事前にクレンジング料で落としてから、洗顔料を使用しましょう。
正しい洗顔方法
ご自身にピッタリの洗顔料は見つかりましたか?続いて、正しい洗顔方法をご説明します。洗顔方法を誤ると、肌への刺激となって肌トラブル*を招く原因にもつながります。ぜひ今日から正しい洗顔方法を実践してくださいね。
今回は、泡立てるタイプの洗顔料の使い方をご紹介します。
*肌あれや乾燥
①手を洗う
手の雑菌が顔に付着したり、洗顔料がしっかり泡立ちにくくなることがあるので、洗顔前は手を洗い、清潔な状態にしましょう。
②ぬるま湯で顔を濡らす
洗顔料を顔にのせる前に、ぬるま湯で顔全体を濡らしましょう。洗顔前に顔を濡らすことで、洗顔料の泡立ちをよくして、肌への摩擦を軽減することができます。
③適量の洗顔料をしっかり泡立てる
泡立てが必要な洗顔料は、しっかりと泡立てましょう。泡立てネットを使うことで短時間でキメ細やかな泡を作ることができます。
✓POINT 泡立つタイプの洗顔料は「泡の密度」が大切です。弾力と密着力のある泡ほど、顔と手の間にクッションができるので、摩擦による肌への負担も軽減できます。手の上にのせて逆さまにしても、落ちない泡が理想です。メーカーが推奨している量よりも使用量が少ないと、泡立ちにも影響して摩擦の原因となる可能性もあるので気を付けましょう。 |
④顔に泡を広げる
まずは皮脂腺の多い額・鼻などのTゾーンに洗顔料をのせましょう。そして頬・あごなどのUゾーン、最後に目元、口元の順番に泡を広げてください。肌をこすらず、泡を肌の上にすべらせるイメージで、やさしく洗いましょう。
⑤ぬるま湯で泡をすみずみまで洗い流す
洗顔料が肌に残っていると肌あれの原因になることもあるので、すすぎ残しがないように丁寧に洗い流しましょう。
⑥清潔なタオルで水分を拭き取る
ゴシゴシと肌にタオルをこすりつけるのではなく、肌にタオルをやさしく押し当て、水分を吸わせるようにしましょう。
⑦洗顔後の保湿
洗顔後は肌表面から水分が急速に蒸発するため、乾燥しやすい状態です。洗顔後はできるだけ早く保湿を行いましょう。
洗顔のポイント
知っておくと役に立つ、洗顔にまつわる豆知識をご紹介します。
①時間をかけすぎない
洗顔料を長時間肌にのせていると、肌に必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥や肌あれの原因になります。洗顔料を肌にのせてからすすぎまで、30秒を目安に行いましょう。
②ボディソープで顔を洗わない
ボディソープと洗顔料、どちらも洗浄成分が配合されていますが、それぞれ特徴が異なります。ボディソープは洗顔料よりも洗浄力が高く、保湿力は低い。一方で、洗顔料はボディソープよりも洗浄力は控えめで、保湿力が高いという特徴があります。顔は身体の肌よりもデリケートなので、ボディソープの洗浄力は刺激が強すぎると言えるでしょう。また洗顔料は、肌のうるおいを保ちながらやさしく汚れを洗い落としてくれるので、次に使う化粧水や乳液が浸透しやすい状態に整えることができます。
③熱すぎるお湯やキンキンに冷えた水で洗わない
洗顔をする時、熱湯やキンキンに冷えた水では洗わないようにしましょう。暑すぎると必要な皮脂までも洗い流してしまう可能性があり、冷たすぎると毛穴が閉じてしまい、汚れが落としにくくなります。
④力を入れて洗わない
摩擦は美肌の大敵です。特に、目元や口元は皮膚が薄く、ゴシゴシとこすってしまうと、肌への刺激が強く、乾燥の原因につながることもあるので気を付けましょう。
⑤洗い過ぎない
テカリが気になり、1日に何度も洗顔をしている方もいるかもしれませんが、必要以上に洗顔することは肌への負担になります。スポーツなどで汗をかきすぎた場合を除き、基本は朝晩の1日2回としましょう。
洗顔に関するFAQ
なんとなく聞くけど正解がわからない、洗顔にまつわる疑問にお答えします。
Q.朝は水洗顔でもいいですか?
A.洗顔料を使用することをおすすめします。
寝ている間にかいた汗や分泌された皮脂は水だけでは落とし切れません。そのため、洗顔料を使って洗顔するようにしましょう。
Q.W洗顔不要のクレンジングを使用する場合、本当に洗顔料は使わなくてもよいのですか?
A.基本的に洗顔料は不要です。
W洗顔不要のクレンジングは、クレンジングと洗顔の両方の役割を担うように設計されています。もちろん好みに合わせて洗顔料を併せて使っても問題ありません。さっぱりと洗い上げたい時などに洗顔料を使ってみてもよいでしょう。
Q.洗顔をすると肌がつっぱります。どんな洗顔料を選ぶべきですか?
A.保湿成分が配合されたクリームタイプや泡タイプ、バームタイプなどの洗顔料を選ぶようにしましょう。
保湿成分は、ヒアルロン酸・セラミド・コラーゲン・グリセリン・スクワランなどが含まれているものをおすすめします。
肌の乾燥が特に気になる場合には、W洗顔不要のクレンジングを取り入れることで、肌への負担を抑えることも検討してみましょう。W洗顔不要のクレンジングには、DUOの『 ザ クレンジングバーム 』がおすすめです。
洗顔は“ 美肌への第一歩 ”になる
洗顔によって素肌が清潔な状態に整い、化粧水や美容液などの美容成分が肌にグッと浸透*1しやすくなります。また、自分の肌質タイプに合った洗顔料を選び、正しい方法で洗顔を行うことは、肌トラブル*2の予防にもつながります。この機会に、日々の洗顔を見直して、肌あれやエイジングサイン*3に負けない、健やかな素肌へと整えましょう。
*1 角質層まで
*2 肌あれや乾燥
*3 乾燥によるハリ、ツヤのなさ
(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 あだち)