ミネラルオイル配合のクレンジング料は本当に肌に悪い?クレンジング料の種類や成分、特徴を解説

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日本で製造・販売されているミネラルオイル配合のクレンジング料は、通常の使用において成分の安全性に問題はありません。一方で、「ミネラルオイル配合のクレンジング料は肌に悪い」という噂を耳にし、不安を感じられる方もいるでしょう。

ミネラルオイルは安全性が高く低刺激な成分ですが、クレンジング料では処方によって皮脂を落としすぎることで、肌質によっては乾燥などを感じる場合があります。そのため、成分や商品全体の特徴を把握した上で選ぶことが重要です。

本記事では、ミネラルオイルの基礎知識に加え、クレンジング料に使用されるオイルの種類や特徴について解説します。

ミネラルオイルが入ったクレンジング料は肌に良くないって本当?

肌チェックする女性

「ミネラルオイル」とは、「鉱物油」のことで石油から高度な精製をされた無色透明で無臭なオイルです。保湿力が高く広く化粧品に使われています。

化粧品に使用されるミネラルオイルについて、「ミネラルオイルに不純物が混ざっている」「発がん性がある」といった一部の噂がありますが、これらは現在の日本の基準においては当てはまりません。その理由として、薬機法(正式名称:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に基づき、化粧品原料の品質と安全性が厳格に管理されていることが挙げられます。
日本では、肌に直接使うものには高い安全性が求められるため、国の基準を順守し企業が責任を持って安全性を確保しています。

さらに、ミネラルオイルは酸化しにくく安定性が高い成分です。そのため、ベビーオイルやワセリンなどの医療用軟膏の基剤としても使われています。
このような理由から、国内で販売されているミネラルオイル配合のクレンジング料は、一般的な使用条件下では肌への使用に配慮された製品と言えます。

多くの方に使いやすい成分ですが、場合によっては合わないこともあるため、肌質や使用状況に応じてご自身に合った使い方を選ぶことが大切です。

ミネラルオイル配合のクレンジング料のメリット

タオルで顔を拭く女性

クレンジング料にミネラルオイルを配合されているのには、いくつかの理由があります。ここでは、ミネラルオイル配合のクレンジング料を使うメリットを解説します。

濃いメイクもしっかり落とせる

ミネラルオイル配合のクレンジング料は、比較的高い洗浄力を持つ点が特徴です。そのため、落ちにくいメイク汚れもしっかり落とすことができます。

例えば、ウォータープルーフのマスカラや、カバー力の高いファンデーションを使った濃いメイクでも落とせる商品が多く販売されています。
このように、ミネラルオイル配合のクレンジング料は濃いメイクをしっかり落としたい時にぴったりのアイテムです。

酸化しにくく安定性が高い

ミネラルオイルの大きなメリットは、酸化しにくく安定性が高いことです。植物油など他の油脂と比べて化学的な安定性が高く、変質しにくい性質があります。

クレンジング料に含まれている場合でも成分が劣化しづらい傾向があります。このため、比較的品質を保ちやすい傾向があると言えます。

※クレンジング料の使用期限は、一般的に未開封で製造から「3年」と言われています。また、開封後は空気に触れて雑菌が混入する場合もあるので、推奨量を使用し期限内に使い終わるようにしましょう。

種類で比較!炭化水素油系・エステルオイル系・油脂系クレンジング料の違い

油性成分をベースにしたクレンジング料は、ミネラルオイルが該当する「炭化水素油系」の他、「エステルオイル系」「油脂系」の大きく3つに分けることができます。

それぞれの特徴やおすすめの肌質などを以下の表にまとめました。

特徴・メリット 向いているタイプ テクスチャー 乳化のしやすさ
炭化水素油系(ミネラルオイル等)
  • 鉱物由来
  • 洗浄力が高い
  • 脂性肌
  • しっかりメイク派
やや重め 乳化しにくい
エステルオイル系(パルミチン酸エチルヘキシル等)
  • 合成した油
  • 軽い感触と洗浄力を両立
  • 普通肌
  • 混合肌
軽い 乳化しやすい
油脂系(ホホバ種子油等)
  • 植物由来
  • 肌に必要なうるおいは残しながら汚れだけを落とす
  • 刺激が少なめ
  • 乾燥しやすい肌
重め 乳化しにくい

炭化水素油系

【代表的な成分名】
・ミネラルオイル
・スクワラン

炭化水素油を主な原料としています。テクスチャーはやや重めな傾向があり、肌の上に留まりやすく、メイク汚れになじみやすい点が特徴です。
比較的洗浄力が高いとされ、ウォータープルーフのマスカラや、毛穴の奥に溜まった汚れも落としやすいのがメリットです。

一方でその洗浄力の高さから、肌に必要な皮脂まで落としてしまう可能性もあります。保湿成分が配合されたクレンジング料を選んだり、使用後に保湿ケアを行ったりすることが大切です。

また、炭化水素系のクレンジング料は水と混ざりにくいものもあるため、すすぎの際は、少量のぬるま湯を加えてしっかり乳化させてから洗い流すことが大切です。

エステルオイル系

【代表的な成分名】
・パルミチン酸エチルヘキシル
・パルミチン酸イソプロピル

エステルオイルは、脂肪酸とアルコールが化学反応することで作られます。軽いテクスチャーで肌に広がりやすく、さらっとした洗い上がりが特徴です。そのため、オイル特有の重さが苦手な方にも使いやすいタイプといえるでしょう。

炭化水素油系よりも洗浄力がマイルドな製品が多い一方、油脂系よりも洗浄力が高い傾向があります。使用後に乾燥を感じる場合は、次にご紹介する油脂系を検討してみるのも良いでしょう。

油脂系

【代表的な成分名】
・ホホバ種子油
・アルガニアスピノザ核油

皮脂に近い構造を持つ、植物由来の成分が含まれています。肌になじみやすく、肌への摩擦を抑えることができます。肌への負担が比較的マイルドで、うるおいをキープしやすい傾向があるのも特徴です。やさしくメイクを落としたい方にはおすすめのアイテムだと言えるでしょう。

一方で、乳化するのにやや時間がかかることがあります。少量のぬるま湯を加え、乳化してから洗い流すのがポイントです。
しっとりした洗い上がりの反面、ベタつきを感じる場合もあるため、洗い流す回数を普段より増やすことで、うるおいを保ちながらすっきり洗い上げることができます。

ミネラルオイルなど炭化水素油系のクレンジング料がおすすめな方

ミネラルオイルなど炭化水素油系は洗浄力が高く、皮脂やメイク汚れをしっかり落としたい方に適しています。

皮脂分泌が多い方

皮脂をしっかり落とすので、特に10代〜20代前半など、皮脂分泌が多い方におすすめです。

濃いメイクをしている方

洗浄力が高く、ウォータープルーフのメイクもしっかり落とせます。目周りのマスカラやアイライナーなど濃いメイクをしたパーツのみに使うのもおすすめです。

エステルオイル系のクレンジング料がおすすめな方

エステルオイル系のクレンジング料は、軽めのテクスチャーで乳化しやすいのが特徴です。

ナチュラルメイクを時短で落としたい方

メイクとなじみやすく、クレンジングを手早く行いたい場合にも適しています。リキッドファンデーションや密着力の高い化粧下地をしっかり落としたい方にもおすすめです。

さっぱりした洗い上がりを好む方

エステルオイル系のクレンジング料はサラっとした使用感で、うるおいを残しながら、さっぱりとした洗い上がりを好む方に向いています。

DUO(デュオ)のザ クレンジングバームシリーズには、エステルオイル系の「パルミチン酸エチルヘキシル」が含まれています。「ザ クレンジングバーム ブラックリペア」は、さらに油脂系成分であるアルガニアスピノサ核油配合し、気になる毛穴汚れもやさしく溶かして除去します。さっぱりとした洗い上がりでありながら、肌にうるおいをキープしてくれる処方です。

クレンジングバーム / 黒ずみ毛穴ケア
商品紹介_DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア

DUO
ザ クレンジングバーム ブラックリペア
¥3,960(税込)/ 90g(約1ヵ月分)

頑固に居座る角栓や黒ずみ汚れを徹底オフ
角栓や黒ずみケアに特化したクレンジングバームです。油脂系成分であるアルガニアスピノサ核油を含む角栓溶解オイル*1が、頑固な皮脂詰まりに直接アプローチ。さらに吸着力抜群の3種の炭*2が角栓や黒ずみ汚れを徹底的に吸着。毛穴の奥の汚れもしっかり取り除き、使うたび、毛穴悩みを繰り返しにくい調子*3の良い肌へ導きます。
また、保湿成分がピタッと肌に留まり、洗い流してもうるおいをキープしてくれます。

*1 アルガニアスピノサ核油、カンジダボンビコラ/(グルコース/ナタネ油脂肪酸メチル)発酵物ほか4種(エモリエント成分)
*2 吸着成分
*3 ハリ、ツヤのこと

油脂系のクレンジング料がおすすめな方

油脂系は植物由来でしっとりした洗い上がりが特徴です。

やさしい使用感を重視する方

うるおいを守りながら汚れを落とすため、洗った後もつっぱり感を感じにくく、しっとりとした仕上がりになるのが特徴です。他の系統のクレンジング料で肌の乾燥が気になる場合は、油脂系成分配合のクレンジング料を取り入れるのも良いでしょう。

ホホバ種子油のスキンケア効果やおすすめアイテムはこちらの記事をご確認ください。
乾燥肌はホホバオイルで保湿できる?取り入れ方・併用したいスキンケアも紹介 >>

ミネラルオイル配合のクレンジング料を使う時の注意点

考える女性

ミネラルオイルが配合されたクレンジング料は、比較的洗浄力が高いとされる一方で、肌質や状態によっては合わないと感じる方もいます。

普段は問題なく使用できていても、季節や年齢、生活環境の変化により使用感が変わることがあります。以下のような場合は、クレンジング料の種類を見直す一つの目安となります。

洗顔後に肌がつっぱる

洗顔後に肌がつっぱりを感じる場合、洗浄力が高すぎる可能性があります。肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、洗顔後に乾燥しやすくなるためです。洗顔後に肌がつっぱる場合には、美容成分を多く含んでいたり、洗浄力がマイルドなバームタイプやミルクタイプのクレンジング料を選択肢として検討してみましょう。

目元や口元の乾燥が気になり始めた

年齢や生活環境の変化により、目元や口元の乾燥が気になる場合には、洗浄性を重視したクレンジング料が合わない可能性があります。その際は、比較的しっとりした使用感のクレンジングバームやクレンジングミルクを試してみましょう。また、油脂系成分配合のクレンジング料もしっとりした使用感があるのでおすすめです。

クレンジング料の取り入れ方

洗顔する女性

ミネラルオイル配合のクレンジング料は洗浄力の高さが魅力ですが、肌が乾燥しやすくなる場合があります。

乾燥が気になる場合は、ミネラルオイルだけでなく美容成分が多く配合されているバームタイプや、洗浄力がマイルドなミルクタイプのクレンジング料、エステルオイル系や油脂系成分配合のクレンジング料を取り入れてみるのもおすすめです。洗浄力と保湿感のバランスがとれており、うるおいを守りながらメイクを落とせるタイプも多いため、肌へのやさしさを重視したい方に適しています。

ミネラルオイルの特徴を理解して、適切に汚れをオフ

洗顔する女性

自分の肌状態やメイクの濃さに合わせて、クレンジング料を使うのが理想的です。乾燥や刺激が気になる方は、洗浄力がマイルドで肌への負担が少ないアイテムも選択肢に入れてみてくださいね。

▼クレンジングタイプの種類や違いはこちらで詳しく解説

(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 あだち)

著者情報

及川 佳奈子

及川 佳奈子

元小学校教師のスキンケアライター。教師時代に培った「分かりやすく伝える力」を大切に、スキンケア情報をわかりやすくお伝えします。趣味はガーデニング。香りのよいバラに囲まれて生活しています。

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