コーヒーを飲むと乾燥肌になるの?カフェインと肌の関係を解説
目次
コーヒーを飲むことが乾燥肌になることに直結することは基本ありませんが、過剰に摂取すると、肌の乾燥を感じることがあります。
その理由のひとつに、コーヒーに含まれるカフェインにより利尿作用が高まり、体内の水分が排出されやすくなる可能性があるためです。体内の水分が不足すると、結果として肌に届く水分も不足し、うるおいが保ちにくくなるケースがあります。つまりコーヒーだけでなく、「カフェイン」を含む飲料を飲む際にも同様のことが言えます。
適量のコーヒーは気分をリフレッシュさせ、集中力を高めるサポートにも繋がります。つまり、コーヒーは飲む量やタイミングを意識しながら、取り入れることが大切です。
本記事では、カフェインと肌の関係やコーヒーを楽しむためのポイントを解説します。
コーヒーに含まれるカフェインで肌が乾燥する理由

カフェインには利尿作用があり、摂取すると尿量が増える場合があります。これは、カフェインが腎臓の働きに影響し、一時的に水分が排出されやすくなるためと考えられているためです。
腎臓は血液をろ過し、必要な水分を再吸収して体内に戻す役割を担っていますが、カフェインを摂取すると、この再吸収の働きが一時的に弱まることがあります。その結果、尿量が増え、体内の水分バランスが乱れやすくなります。
体内の水分が不足すると、肌に届けられる水分が十分でなくなり、乾燥を感じやすい状態になることもあります。さらに、カフェインが体から抜けるまでには時間がかかるため、1日に何度もコーヒーを飲むと、肌の乾燥を感じやすい状況が続くことがあります。
コーヒーを楽しむ際は、適量を意識し、水やカフェインレスの飲み物を併用するなど、バランスよく取り入れることが大切です。
肌のうるおいを守る仕組みとは?

肌のうるおいは、体内の水分バランスと角質層の働きによって保たれています。成人の体の約6割以上は水分で構成されており、体内の水分が適切に維持されることで、肌も健やかな状態を保ちやすくなります。
肌の表面にある角質層には、天然保湿因子(NMF)やセラミドが存在し、水分を保持しながら外部刺激*から肌を守る役割があります。
さらに、汗と皮脂が混ざってできる皮脂膜が肌表面を覆うことで、角質層の水分が蒸発しにくくなり、しっとりとした状態を保ちやすくなります。
これらのバランスが崩れると乾燥や肌あれが起こりやすくなるため、日常的な保湿ケアで角質層の水分環境を整えることが大切です。
* 乾燥や大気浮遊物質などによる
カフェインには種類がある

カフェインは、飲み物によって含有量や体への作用が少しずつ異なります。代表的な飲み物に含まれるおおよそのカフェイン量は以下の通りです。
| カフェイン濃度 | 補足 |
| コーヒー(浸出液) | |
| 0.06 g/100 mL | 浸出法:コーヒー粉末10 g、熱湯150 mL |
| エナジードリンク・眠気覚まし用飲料 | |
| 0.03 g/100 mL (製品1本当たりでは、0.03~0.15g) |
製品によって、カフェイン濃度及び内容量が異なる。 |
| 玉露(浸出液) | |
| 0.16 g/100 mL | 浸出法:茶葉10 g、60℃湯60 mL、2.5分 |
| 煎茶(浸出液) | |
| 0.02 g/100 mL | 浸出法:茶葉10 g、90℃湯430 mL、1分 |
| ほうじ茶(浸出液) | |
| 0.02 g/100 mL | 浸出法:茶葉15 g、90℃湯650 mL、0.5 分 |
| 紅茶(浸出液) | |
| 0.03 g/100 mL | 浸出法:茶葉5 g、熱湯360 mL、1.5~4 分 |
「日本茶にはカフェインが多く含まれる」とよく言われていますが、種類によっても大きく異なります。ここからは、摂取時に気をつけたいポイントを見ていきましょう。
カフェインには要注意
カフェインの摂りすぎは、体や肌のコンディションに影響する場合があります。
コーヒーや緑茶などに含まれるカフェインは、飲みすぎると体の冷えを感じやすくなったり、水分不足を招きやすくなることがあります。これが続くと、乾燥を感じやすい要因になる可能性もあります。
また、過剰な摂取は胃腸に負担をかけ、栄養の吸収を妨げる可能性もあるので注意が必要です。栄養バランスが乱れた状態が続くと、肌だけでなく髪や爪のコンディションにも影響が及びやすくなるため、1日の摂取量を意識して取り入れることが大切です。
コーヒーのカフェインは飲み方次第でメリットも

コーヒーは、飲み方を工夫することで心と体のリズムを整える手助けになります。
カフェインには気分をリフレッシュさせたり、集中しやすい状態へ導いたりする働きがあるため、仕事や勉強の合間の切り替えにも取り入れやすい飲み物です。
また、適量であれば血流や代謝のサポートにも繋がります。さらに、コーヒーに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があるとされ、酸化ストレスに対して働きかけることが知られています。
過剰摂取を避け、適度な量を意識しながら取り入れることで、コーヒーの持つ良さをより活かしやすくなるでしょう。
コーヒーの効果的な飲み方

コーヒーは、香りや味わいを楽しみながら気分をリフレッシュできる身近な飲み物です。しかし、飲み方や量を誤ると、体や肌のコンディションに影響を及ぼすこともあります。
ここでは、健康的にコーヒーを楽しむためのポイントを紹介します。体質やライフスタイルに合わせた飲み方を意識しましょう。
1日の適量と飲むタイミングを守る
健康な成人では、1日あたり約400mg(コーヒー4〜5杯程度)までであれば、健康に大きな影響は少ないとされているようです。自分の生活リズムに合わせて、朝やランチタイムなど、活動的な時間に取り入れるのが理想的です。
一方で、カフェインは覚醒作用があると言われているため、夜遅い時間に摂取すると睡眠に影響が出ることがあります。夕方以降はカフェインレスコーヒーに切り替えるなど、時間帯に合わせた工夫を心がけましょう。
体質に合わせたカフェイン量を意識する
カフェインの反応には個人差があり、同じ量でも眠れなくなったり、動悸や不安感が強く出たりする人もいます。違和感がある場合は、1回あたりの摂取量を減らす、デカフェを選ぶなど、自分の体質に合った飲み方で調整しましょう。
また、妊婦・授乳中・妊娠を予定している人は特に注意が必要です。世界保健機関(WHO)では、妊娠中のカフェイン摂取については、極力摂らない方が良いとされています。目安として、1日3から4杯まで。300mL程度にすることを呼びかけています。
※気になる場合は、医師や助産師など専門家に相談してください。気兼ねなくコーヒーを楽しむためにも、自分の体調やライフステージに合わせて上手に調整しましょう。
出典:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」
砂糖・ミルクは控えめにする
コーヒーは砂糖やミルクを加えると飲みやすくなりますが、入れすぎると糖分や脂質の摂取量が増え、結果としてカロリーが高くなる場合があります。
甘さやコクを楽しみたい場合は、少量に調整するか、オリゴ糖や低脂肪ミルクなどに置き換えるのもひとつの方法です。普段の飲み方を少し工夫するだけで、味わいを損なわずに健康的にコーヒーを楽しむことができます。
コーヒーのカフェインによる栄養不足を補う栄養素

コーヒーに含まれるカフェインは、摂取量や体質によっては体内の栄養バランスに影響を与える可能性があると言われています。カフェインには利尿作用があるため、水分とともにビタミンやミネラルが体外へ排出されやすくなる場合があります。
ここでは、カフェイン摂取時に意識して補いたい栄養素について紹介します。
ビタミンB群
ビタミンB群は、健康な肌や粘膜を保つために役立つ栄養素です。その中でも、ビタミンB2とB6は肌のコンディション維持にも関わります。そのため、コーヒーをよく飲む人ほど意識的に摂取したい栄養素といえるでしょう。ビタミンB群は水溶性のため体内に蓄積しにくく、毎日の食事からこまめに補うことが大切です。
豚肉やレバー、卵、大豆、アボカドなどに多く含まれています。
カルシウム
カルシウムは骨や歯の形成だけでなく、神経や筋肉の働きにも関わるミネラルの一種です。
カフェインには利尿作用によって、水分といっしょにカルシウムが排出されると指摘されることがあります。特にカルシウムの摂取量が少ない人では、カフェインによって排出量が増え、カルシウム不足を招きやすくなるため注意しましょう。
牛乳・小魚・大豆製品・小松菜など、カルシウムを多く含む食品を日頃から意識して取り入れましょう。
乾燥が気になる時のスキンケアのポイント

乾燥が気になる時は、体の内側と外側の両方からうるおいを補うことが大切です。コーヒーの飲みすぎでどうしても乾燥が気になる場合は、まずは十分な水分補給を心がけ、カフェインの摂取量を調整しましょう。
スキンケアでは、洗顔後すぐに化粧水・美容液・乳液の順で保湿を重ね、肌に水分を留めるケアを行います。
クレンジングや洗顔料は、肌のうるおいを守れるタイプを選ぶのがポイントです。水分保持を助けるセラミド・ヒアルロン酸・コラーゲンなどが配合された化粧品を取り入れることで、乾燥から肌を守りやすくなります。次章では、その条件に合うおすすめのアイテムを紹介します。
コーヒーを楽しむ人にもおすすめ!乾燥ケアできるスキンケアアイテム3選

コーヒーを飲みすぎてしまう人は、知らず知らずのうちにカフェイン量が増えることで体内が水分不足に傾き、乾燥を感じやすくなることもあります。そのような場合は、毎日のスキンケアでしっかりうるおいを補いましょう。
ここでは、乾燥によるカサつきやつっぱり感をケアしながら、なめらかな肌を保つためのスキンケアアイテムを3つ紹介します。
| 化粧水 |
DUO(デュオ) |
| 美容液 |
DUO |
| UV乳液 |
DUO |
上手にコーヒーを楽しんで、心も体もリフレッシュしましょう

コーヒーは、気分をリフレッシュしたい時や集中力を高めたい時に頼りになる存在です。カフェインの特性を理解し、自分の体調や生活リズムに合わせて取り入れることで、香りや味わいをより深く楽しめるでしょう。
適量を意識し、水分や栄養を補いながら楽しむことが肌の健やかさを保つポイントです。ライフスタイルに合わせて飲むタイミングを工夫するなど、自分に合った方法で上手にコーヒーと付き合いましょう。
| ▼おすすめコンテンツ |
(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 あだち)





