乾燥によるメイク崩れ。スキンケアポイントや対策方法を解説

FV_乾燥によるメイク崩れ。スキンケアポイントや対策方法を解説

秋や冬に肌の乾燥によって起こるメイク崩れ。化粧下地選びやファンデーションの使い方などベースメイク以外では、どのような対策が効果的なのでしょうか。スキンケアや日常的な工夫でメイク崩れを対策する方法をご紹介いたします。

肌が乾燥している時のメイクの崩れ方

手鏡でメイク崩れを気にする女性

乾燥が原因によって起こるメイク崩れの特徴を確認しましょう。

  • 時間が経過するとファンデーションやパウダーが浮く
  • 細かいシワにファンデーションが入り込んで、ほうれい線や乾燥小じわが目立って見える
  • 表情筋の動きに合わせてファンデーションが割れたり、ヨレる
  • 肌表面がなめらかさを失い、光をきれいに反射できず、顔色がくすんで見える
  • 皮脂が過剰に分泌されて、肌表面がテカりファンデーションがヨレる

これらの項目に思い当たる物があれば、肌の乾燥が原因でメイクが崩れていると考えられます。

乾燥によるメイク崩れの原因

肌あれに悩む女性の半顔

肌の乾燥は、複数の肌トラブルを引き起こす引き金となります。これらがどのようにメイク映えやメイク崩れに影響を及ぼすのか、詳しくご説明いたします。

1. 角質層の水分不足

肌の一番外側にある「角質層」の水分量が減ると肌表面がカサついて、ファンデーションが密着しづらく均一に付きにくくなります。また時間が経過するとファンデーションが密着していない部分が浮いてきます。

2. バリア機能の低下

乾燥によって肌の水分保持力や外部からの刺激物質侵入を防止する「バリア機能」が弱まると、紫外線や大気浮遊物質などの外部刺激や摩擦に敏感になり、肌があれやすくなったり、メイクが崩れやすくなります。

3. 皮脂の過剰分泌

「バリア機能」が低下すると、肌は「水分がこれ以上逃げないように」と皮脂を過剰に分泌します。過剰な皮脂は肌に密着していたメイクを浮かせて、メイク崩れやテカリの原因となります。

4. 肌の柔軟性低下

うるおいが不足すると肌がゴワついて硬くなった「角質肥厚(かくしつひこう)」という状態に陥り、表情の動きに合わせてファンデーションがひび割れたり、メイクがシワに入り込んでヨレやすくなります。

そのくすみ、原因は角質肥厚?正しい角質ケアで冬でも明るい透明肌 >>

5. キメの乱れ

乾燥するとキメが乱れて肌表面がなめらかでなくなるため、メイクが密着しにくく塗りムラやヨレが起きやすくなります。またキメが乱れると肌の表面に凹凸ができてしまうため、光が均一に反射されず、肌がくすんで見える原因にもなります。 

このようにメイクを美しくキープするためには、保湿力が大きく影響します。したがって、メイク崩れを防ぐスキンケアポイントは 徹底した保湿にあります。

メイク崩れを対策するスキンケアポイント

角版写真_CANADEL エフェクトアイクリームリフト

洗顔から化粧水・乳液まで、一連のスキンケアはみなさんされていることでしょう。それでも乾燥でメイクが崩れるということは、やはり保湿が十分ではない可能性があります。そこで今ご使用されているスキンケアアイテムに追加したい「プラスワンアイテム」をご提案します。

アイクリームで目元を集中ケア

まずおすすめしたいのが、部分的な集中ケアを叶えてくれるアイクリーム。日中は外気の乾燥や紫外線などの影響で、肌のうるおいは失われていきます。特に乾燥しやすい目元は、より入念にケアしておくことが大切です。

CANADEL(カナデル)のエフェクトアイクリームリフトは、気になる目尻の乾燥小じわ*にしっかりアプローチしてふっくらとしたハリ感を与えてくれます。

* 乾燥による小じわを目立たなくする(効能評価試験済)

乾燥小じわ*1もケア。
メイク崩れを防ぎながら目元の印象もアップ
< アイクリーム >

商品紹介_CANADEL エフェクトアイクリームリフト

CANADEL
エフェクトアイクリームリフト
¥6,380(税込)/ 15g(1日2回 約1ヵ月分)

皮膚をキュッと穏やかに引き寄せる「ストレッチキープ処方」で、ふっくらハリと弾力のある目元へ。こだわりの美容成分配合で、くすみ*2のない明るい目元印象へ導きます*3。

*1 乾燥による小じわを目立たなくする(効能評価試験済)
*2 乾燥による
*3 うるおいによる

保湿ミストでうるおい補給

日中の乾燥対策におすすめなのが保湿ミストです。メイクの上からでも使えるミストで、日中もこまめにうるおい補給をして、しっとりうるおう肌を守りましょう。

DUO(デュオ)のザ 薬用バリアレスキューは、ミストタイプの美容液で保湿効果だけでなく肌あれ予防やエイジングサイン*にまでアプローチすることができます。

* 乾燥によるハリ、ツヤのなさ 

シュッとひと吹き。
浴びる美容液で健やかにうるおう肌へ
< 美容液 >

商品紹介_ザ 薬用バリアレスキュー

DUO
ザ 薬用バリアレスキュー
[医薬部外品](販売名:デュオ ザ 薬用バリアレスキュー)
¥7,040(税込)/ 45mL(約1ヵ月分)

乾燥や繰り返す肌あれの予防、エイジングサイン*1に。肌表面に疑似ヴェール*2を形成することでうるおいを肌に留め、乾燥によるダメージを根本的にケア*3します。

*1 乾燥によるハリ、ツヤのなさ
*2 メバロノラクトン、コメヌカ油、月見草油(保湿成分)
*3 角質層にうるおいを与えること

メイク崩れを対策するスキンケアテクニック

ナイトスキンケアする女性の半顔

知っていると知らないとでは、大きく違う。メイクのキープ力を左右する、お手入れテクニックをご紹介いたします。

スキンケアはじっくりなじませる

忙しい朝は、化粧水〜美容液〜乳液…と、作業的にスキンケアアイテムを重ねていきがちになりますが、美容液がきちんと肌になじむ前に乳液を重ねてしまうと、乳液の成分がしっかりとなじみきらずに肌表面に残ってしまうため、ベタつきやヨレ・テカリの原因になります。

化粧水・美容液・乳液などのスキンケアアイテムはひとつずつ適量を塗布してやさしくハンドプレスすることでじっくりと浸透させてから、次のアイテムを塗布するようにしましょう。メイクをしない夜のお手入れの時も同様です。

化粧水や美容液をなじませてからメイクスタート

スキンケア後に、すぐメイクを始めることはNGです。スキンケア直後の肌は、化粧水や乳液などの水分や油分が肌に十分なじんでいない状態です。そのままメイクを始めてしまうと、化粧下地やファンデーションと混ざってヨレや崩れの一因に。スキンケア後は、約1分ほど時間をおいて浸透*を促してからメイクを始めましょう。

時間がない場合は、ティッシュで肌表面の余分な油分を軽く押さえてください。鼻の頭や頬、あごなどテカリやすい部分には、メイク直しの際にもティッシュオフを取り入れると、メイク崩れを防ぐのに効果的です。

* 角質層まで

肌の表面温度を下げる

外気の影響を受けて肌の表面温度が高いと、汗や皮脂の分泌量も増えるためメイク崩れが起こりやすくなります。したがって、メイク時は「肌の表面温度を下げること」もメイク崩れを防ぐ対策のひとつです。暖房の効いた温かい部屋や夏場は、ドライヤーの冷風や保冷剤を首裏に当ててクールダウンを促しましょう。

スキンケア以外に意識したいポイント

観葉植物に水をあげる女性

肌の乾燥を防ぐヒントは、生活環境や日々の習慣の中にも隠れています。

湿度の調整

肌のうるおいを保つためには、部屋の湿度が40〜60%であることが理想的と言われています。加湿器の使用が効果的ですが、加湿器がない場合でも工夫次第で湿度を調整することができます。たとえば、濡れタオルを部屋に干す、水を入れたコップをデスクに置く、霧吹きでミストを噴霧する、観葉植物を置くなど、身近な方法で快適な湿度環境をつくりましょう。

水分補給

喉が渇く前に、こまめに水分を補給することが大切です。必要な水分量は個人差がありますが、1日あたり約1.5〜2Lが目安とされています。一度にたくさん飲むのではなく、少量ずつこまめに摂取するのがポイントです。特に冬場は空気の乾燥や暖房の影響で体内の水分が失われやすいため、意識して水分を摂るようにしましょう。

ビタミン不足

ビタミン不足も乾燥肌の原因になることがあります。以下のビタミン類は、内側から肌を整え、乾燥に負けない肌づくりをサポートしてくれるので積極的な摂取を心がけましょう。

ビタミンA(β-カロテン)

肌のターンオーバーを促進したり、肌トラブル*1を防ぐ効果が期待できます。
【具体的な食べ物】
レバー、うなぎ、卵黄、にんじん、ほうれん草など

ビタミンB₂(リボフラビン)

肌のターンオーバーを促進し、皮脂の分泌を調整する働きがあります。
【具体的な食べ物】
レバー、牛乳、納豆、卵、アーモンドなど

ビタミンB₆

肌のターンオーバーを促進。皮脂分泌を調整する効果があり、肌あれ予防効果も期待できます。
【具体的な食べ物】
鶏むね肉、バナナ、マグロ、玄米、にんにくなど

ビタミンC

コラーゲンの生成を助け、肌のハリを保ちます。抗酸化作用もあるため、肌のエイジングサイン*2を防ぐ働きも期待できます。
【具体的な食べ物】
赤ピーマン、ブロッコリー、キウイ、いちご、柑橘類など

ビタミンE

血行を促進し、体全体に栄養を届けやすくするだけでなく、高い抗酸化作用により肌の乾燥やエイジングサインを防ぎます。
【具体的な食べ物】
ナッツ類(アーモンド、ひまわりの種など)、アボカド、オリーブオイル、うなぎなど

*1 肌あれや乾燥
*2 乾燥によるハリ、ツヤのなさ

お風呂の温度

熱すぎるお湯や長風呂は肌のバリア機能を低下させ、乾燥を招きます。ぬるめのお湯(38〜40℃程度)に短時間入るのが理想です。

質の良い睡眠

睡眠中は、肌の修復に関わるホルモンが分泌されます。また、セラミドやヒアルロン酸など、保湿に必要な成分の分泌も活発化します。このように睡眠は肌の水分保持にも大きく影響します。

メイク崩れ知らずのうるおい肌へ

お風呂上りにスキンケアする女性

健やかな生活が上質な肌を育み、小さな工夫がメイクのキープ力を高めます。乾燥による化粧崩れが気になるという方は、下地を買い換える前に、今回ご紹介したスキンケア方法や生活習慣、アイテムを取り入れてみてくださいね。

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(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 あだち)

著者情報

田中直美(タナカナオミ)

田中直美(タナカナオミ)

プロフィール: 女性誌の編集を経て、現在ライター&イラストレーター。人生のモットーは「素直に生きる」。好きな言葉は「晴耕雨読」。趣味はキックボクシング。コスメ・ファッション・ライフスタイルで大切にしているキーワードは、サステナブル!

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