ベースメイクの正しい順番は?化粧下地やファンデーションの種類別に解説
目次
ベースメイクは、日焼け止めや化粧下地、ファンデーションなどをどの順番で使うかによって、仕上がりやメイク持ちが大きく変わります。
しかし「ファンデーションを塗る前に何をすればいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、基本的なベースメイクの流れに加え、パウダー・リキッド・クッションなどファンデーションの種類別の順番と塗り方をわかりやすく解説します。さらに、時短で仕上げたい時や毛穴をカバー*したい時、ツヤ肌に見せたい時など、メイクの目的に合わせたベースメイクのコツも紹介します。理想の仕上がりを叶えるためのヒントとして、参考にしてみてください。
* メイクアップ効果による
ベースメイクの基本的な順番は?

ベースメイクは、順番を意識するだけで「仕上がり」や「メイクの持ち」が大きく変わります。ベースアイテムにはそれぞれ役割があり、順番を間違えると油分や水分のバランスが崩れ、ヨレやテカリの原因に。
ベースメイクの基本的な手順は、以下の通りです。
【ベースメイクの基本的な手順】
|
この流れを守ることで、ファンデーションの密着度が高まり、厚塗り感を防ぎつつナチュラルなツヤ肌を演出できます。さらに、ファンデーションの種類ごとに最適な塗り方を取り入れると、仕上がりがぐっと美しくなります。次章ではファンデーションのタイプ別に正しい順番とコツを解説します。
| ベースメイクをより美しく仕上げるには「正しい洗顔」や「肌質に合ったスキンケア」も欠かせません。以下の記事もあわせてチェックしてみてください。 正しい洗顔のやり方とは?美肌を叶える洗い方や洗顔料の選び方 >> 【診断】肌質タイプを見分ける方法&肌質別お手入れ完全ガイド >> |
【ファンデーション種類別】ベースメイクの正しい順番とコツ

ベースメイクは、ファンデーションの種類によって正しい順番や塗り方が異なります。順番を意識するだけで、メイクが崩れにくくなり、仕上がりも美しく整います。
ここからは、ファンデーションの種類ごとに、正しいベースメイクの順番と塗り方のコツを解説します。
パウダーファンデーションの場合
パウダーファンデーションは、軽やかな使い心地とナチュラルな仕上がりが特長です。油分が少ないため、余分な皮脂を吸着し、さらっとしたベースメイクを叶えます。また、コンシーラーをパウダーファンデーションの前に仕込むことで、ヨレを防ぎつつ、気になる部分をしっかりカバーできます。
フェイスパウダーは必須ではありませんが、仕上げに軽くのせるとさらに崩れにくい仕上がりに。
【パウダーファンデーションに適したベースメイクの手順】
|
【パウダーファンデーションの塗り方のコツ】
|
ツール別の仕上がりの特徴
| ツール | 特徴 | おすすめシーン |
| スポンジ | 密着度が高く、均一にカバーできる | 崩れにくさや持続力を重視したい時 |
| ブラシ | 軽やかで薄付き、ツヤ感を演出できる | ナチュラルメイクや透明感を出したい時 |
パウダーファンデーションは、正しい手順で塗ることに加え、塗るツールを使い分けることで初心者でもナチュラルで美しい仕上がりを実現できます。
リキッドファンデーションの場合
リキッドファンデーションは、保湿力とカバー力のバランスがよく、幅広い肌質に対応できるベースメイクの基本アイテムです。量を調節することで、自然な仕上がりからしっかりカバーまで自由に演出できます。液状タイプなので均一に伸び、肌に密着しやすく、乾燥よるカサつき・メイク崩れを防ぎながら透明感*のある肌を演出できるのが特長です。
リキッドファンデーションは比較的カバー力が高いため、コンシーラーはファンデーションの後に必要な部分にだけ軽く重ねると、厚塗り感やヨレを防ぎながらきれいに整えられます。リキッドファンデーションの場合は、最後にフェイスパウダーを使用するとベースメイクの持ちが良くなるのでおすすめです。
* メイクアップ効果による
【リキッドファンデーションに適したベースメイクの手順】
|
【リキッドファンデーションの塗り方のコツ】
|
ツール別の仕上がりの特徴
| ツール | 特徴 | おすすめシーン |
| 指 | 手の温度で肌になじませやすく、自然な仕上がり | 時短でベースを整えたい時 |
| スポンジ | 密着度が高く、均一にカバーできる | 崩れにくさや持続力を重視したい時 |
| ブラシ | 薄付きでツヤ肌を演出 | ナチュラルな透明感*を演出したい時 |
リキッドファンデーションは、化粧下地やフェイスパウダーと合わせることで色味や質感を整えられます。赤みやくすみなど、カバーしたいお悩みや理想の仕上がりに合わせてアイテムを組み合わせれば、イメージ通りに演出することができます。
* メイクアップ効果による
クッションファンデーションの場合
クッションファンデーションは、リキッドのうるおい感とパウダーの手軽さを兼ね備えた便利なベースメイクアイテムです。少量ずつ塗る量を調整できるため、しっかりカバーしながら自然なツヤを演出でき、初心者でも扱いやすいのが特長です。特に時短でベースメイクを仕上げたい方や、ツヤ肌を演出したい方におすすめです。
コンシーラーは先に塗るとパフで取れやすく、ムラになりやすいため、クッションファンデーションの後に必要な部分にだけ軽く叩き込むように塗ると、ツヤ感を保ちながら部分的にカバーできます。
【クッションファンデーションに適したベースメイクの手順】
|
【クッションファンデーションの塗り方のコツ】
|
ツール別の仕上がりの特徴
| ツール | 特徴 | おすすめシーン |
| 付属パフ | 手軽に使えて密着度が高く、クッションファンデーションの特徴を一番活かせます | 時短でベースを整えたい時 |
| スポンジ | スポンジを水に濡らして硬く絞って使用すると、薄く伸ばしやすくナチュラルなツヤ肌に | 水光肌に仕上げたい時、ほんのりベースメイクで長時間メイクをキープしたい時 |
| ブラシ | 薄付きでナチュラルなツヤ感を演出 | 素肌感を演出したい時 |
クッションファンデーションは、少量ずつ丁寧に重ねることで、ツヤ感とカバー力を両立できます。また、選ぶツールによって仕上がりの印象が変わるので、シーンやカバーしたい部分に応じて使い分けましょう。
ファンデーションを使用しない場合
ノーファンデーションでも、紫外線対策や化粧下地、パウダーを正しく使えば、厚塗り感のないナチュラルな仕上がりと崩れにくさを両立できます。
【ファンデーションなしのベースメイク手順】
|
【ファンデーションなしのベースメイクのコツ】
|
ファンデーションなしのベースメイクは、日焼け止め・化粧下地・フェイスパウダーの組み合わせで素肌を活かした仕上がりになります。ナチュラルで崩れにくいベースメイクを目指したい時におすすめです。
*1 乾燥による
*2 メイクアップ効果による
自分に合ったファンデーションの見つけ方
ファンデーションの選び方次第で、ベースメイクの仕上がりは大きく変わります。肌に合わない色や質感のファンデーションを使うと、不自然な印象になったり、メイク崩れの原因になったりすることも。
迷った時は次の3つのポイントを目安にすると、自分に合ったファンデーションを選びやすくなります。
|
■肌質や肌悩み:肌タイプに合ったテクスチャーを選ぶ |
理想の仕上がりを意識しつつ、肌質や肌悩みに合ったテクスチャーを選ぶことも重要です。
| 肌質や肌悩み | おすすめのファンデーションタイプ |
| 乾燥が気になる | リキッドタイプ |
| テカリが気になる | パウダータイプ |
| 毛穴の黒ずみが気になる | リキッドタイプ・クッションタイプ |
自分に合ったファンデーションを取り入れることで、ベースメイクの完成度が高まり、自然で美しい仕上がりを長時間キープできます。日常的に使うアイテムだからこそ、肌質やライフスタイルに合わせて選ぶと、毎日のメイクがより快適に楽しめます。
【目的別】理想のベースメイクの順番とコツ

ベースメイクは、順番やアイテムの選び方を少し工夫するだけで、時短・崩れにくさ・毛穴補正・ツヤ感など、求める仕上がりをまとめて叶えることができます。
ここからは、目的に合わせたベースメイクの正しい順番とコツを紹介します。自分の肌や好みに合わせて取り入れることで、毎日のメイクをより快適に、美しく仕上げましょう。
時短でベースメイクを済ませたい時
忙しい朝や外出前の準備を効率よく整えたい時には、BBクリームやCCクリームを使ったシンプルな手順がおすすめです。
|
■BBクリーム:日焼け止め・化粧下地・ファンデーションの役割を1つでまかなえるのが特徴。 |
【ベースメイクの手順】
|
【ベースメイクのコツ】
|
BBクリームやCCクリームは、スキンケアの後に直接塗布するだけでベースメイクがほぼ完成する便利なアイテム。忙しい朝でも、手軽にきれいな肌*に仕上がります。
時短ベースメイクを叶えるには、このようなマルチ機能を持つコスメを選ぶのがポイントです。
* メイクアップ効果による
汗や皮脂崩れを防ぎたい時
メイク崩れを抑えるには、土台の肌を整えておくことが大切です。スキンケアで十分に保湿をした後、ティッシュで軽く押さえて肌表面の余分な油分をオフしましょう。その後、皮脂崩れ防止タイプの化粧下地を顔の中心から外側に薄く塗り広げると仕上がりが長持ちします。
【ベースメイクの手順】
|
【ベースメイクのコツ】
|
ファンデーションにも油分が含まれているため、厚塗りすると汗や皮脂と混ざってヨレやすくなります。薄く均一に伸ばすことで密着度が高まり、崩れを防ぎやすくなります。
毛穴・くすみをカバーしたい時
毛穴目立ちやくすみを自然にカバーするには、化粧下地選びと塗り方が重要です。特に毛穴カバータイプの化粧下地を使うと、凹凸や色ムラを目立ちにくくできます*。
また、ファンデーションは密着力・カバー力の高いリキッドタイプがおすすめ◎
【ベースメイクの手順】
|
【ベースメイクのコツ】
|
化粧下地・ファンデーション・フェイスパウダーの順番と塗り方を意識することで、毛穴やくすみをしっかりカバーしながらも、厚塗り感のない自然な仕上がりが叶います。
* メイクアップ効果による
ツヤ肌に仕上げたい時
自然なツヤを引き出すには、塗布する場所やアイテムの使い方を工夫するのが大切です。
ファンデーションはブラシで塗布し、フェイスパウダーは必要な部分のみに薄く重ねることで、自然なツヤを演出できます。
特に化粧下地やコンシーラーを上手く使うことで、明るさと立体感をコントロールできます*。
【ベースメイクの手順】
|
【ベースメイクのコツ】
|
明るめのコンシーラーやハイライトを頬骨の高い位置や鼻筋、目の下に放射状に入れると、自然な立体感が生まれます。
* メイクアップ効果による
ベースメイクの順番に関するよくある質問

ここからは、ベースメイクの順番に関して抱きやすい疑問をまとめています。
|
アイテムを正しく活用し、自分の肌や仕上がりの好みに合ったベースメイクを実現する参考にしてください。
プライマーを使う場合はどの順番がいい?
プライマーとは、毛穴や肌の凹凸をなめらかにしてファンデーションのノリを高める化粧下地の一種です。基本的にはファンデーションの前に使用します。スキンケアや日焼け止めの後にプライマーを仕込むことで、化粧下地や毛穴カバーの役割を果たし、メイクの仕上がりをよりきれいに整えることができます。
プライマーの種類と使い方
| プライマーの種類 | おすすめのファンデーションタイプ |
| リキッドタイプ | 顔全体に使いやすく、自然な仕上がりに |
| 固形タイプ | Tゾーンや頬など気になる部分への部分使いにおすすめ。マットな質感に仕上がりやすい |
フェイスパウダーは絶対に必要?
フェイスパウダーは、必ずしも必要ではありません。乾燥肌の方や粉感が苦手な方は、無理に使わなくても大丈夫です。しかし、フェイスパウダーを省く場合、ファンデーションを厚く塗りすぎるとムラやテカリ、メイク崩れの原因になるので注意しましょう。
ツヤ感や軽さを出したい場合はルースタイプ、しっかりカバーや持ち運びやすさ重視の場合はプレストタイプなど、目的による使い分けがおすすめです。また、UVカット効果のあるアイテムを選べば、お直し時の紫外線対策にも役立ちます。
シェーディングはどのタイミングで使うべき?
シェーディングとは、影をつくって顔に立体的を出すメイクのことです。使用するタイプによって入れる順番が変わります。仕上がりや密着度に影響するため、種類に応じた順番で使うことが重要です。
| シェーディングの種類 | 使用する順番 | 特徴 |
| クリーム・スティック・リキッドタイプ | フェイスパウダーの前 | 肌になじみやすく、立体感のある陰影を作りやすい |
| パウダータイプ | フェイスパウダーの後 | さらっとした仕上がりで重ねやすく、色ムラになりにくい |
シェーディングは入れる位置や濃さで印象が大きく変わるため、慣れるまでは少量から調整するのがおすすめです。
ハイライトやチークはどのタイミング?
ハイライトやチークは、ファンデーションの後に重ねるのが一般的です。肌になじみやすく、自然な立体感や血色感を引き出せます。
| ハイライト | ||
| タイプ | 特徴 | 仕上がり |
| リキッド・クリーム | 肌にしっとりなじみ、濡れたようなツヤ感を演出 | 内側からにじむような透明感*のある仕上がり |
| パウダー | さらっと仕上がり、部分的に光を強調 | メリハリのある立体感を演出 |
| チーク | ||
| タイプ | 特徴 | 仕上がり |
| リキッド・クリーム | 肌に密着しやすく、ヨレにくい | 体温を感じるような自然な血色感でナチュラルに仕上がる |
| パウダー | ブラシでふんわりのせやすい | 柔らかく色付き、メイク持ちが安定しやすい |
どちらもスポンジや指でポンポンとなじませると、ファンデーションとの一体感が増し、ヨレにくい仕上がりになります。
* メイクアップ効果による
メイクノリをUPしてくれる、おすすめのスキンケアアイテム

洗顔
クレンジングや洗顔は美肌作りの基本です。朝のメイク前には、寝ている間に分泌された汗や皮脂をしっかりオフして、メイクノリの良い肌に整えましょう。
| 炭酸泡洗顔料 / 洗顔料・マッサージ料・トリートメントマスク |
DUO(デュオ) |
保湿
メイク前にしっかり保湿を行うことで、乾燥によるメイク崩れを防ぐことができます。忙しい朝には、化粧水・美容液・乳液・クリームがワンステップで完了できるオールインワンがおすすめです。
| 薬用オールインワン美容液ジェル / ハリケア・シワ改善 |
CANADEL(カナデル) |
肌悩みに合わせた全5種。CANADELオールインワンシリーズはこちら >>

日焼け止め・化粧下地
紫外線によるダメージは、肌を乾燥させる原因になります。特に肌の露出が増える夏は、顔だけでなくデコルテや肩、うなじにも日焼け止めを塗り、紫外線対策を徹底しましょう。高SPF・高PAの化粧下地もおすすめです。
| UV美容乳液 / 日焼け止め・化粧下地・美容乳液 |
DUO |
メイク直しのうるおい補給
メイク直しの際は、まずティッシュなどで汗や余分な皮脂をオフします。その後、ミスト状の美容液でうるおいを補給すると、肌が乾燥せず、メイクがきれいに保てます。
| 薬用ミスト美容液 / 肌あれ・乾燥・ゆらぎケア |
DUO |
理想の仕上がりに合わせて、ベースメイクの順番を賢く使い分けましょう

ベースメイクは順番を工夫するだけで、仕上がりの美しさもメイクの持ちが大きく変わります。ファンデーションの種類や目的に合わせてアイテムの使い方を調整すれば、理想の肌を演出できるでしょう。
ベースメイクで大切なのは、「 正しい順番 」と「 自分に合うアイテム選び 」です。肌の調子や仕上げたい印象に合わせて使い分け、より自然で美しい肌を目指しましょう。
| ▽関連記事 |






