メイクしてないすっぴんの日でも毎日のクレンジングは必要?

目次
メイクをしていないすっぴんの日は、クレンジングを使用せず、洗顔料のみで洗顔を終わらせている方も多いのではないでしょうか。しかし、すっぴんで過ごす日でも皮脂が分泌されたり、スキンケアアイテムの油分が付着しているため、クレンジングは毎日行う必要があります。
本記事では、すっぴんの日でもクレンジングが必要な理由や、正しいクレンジングの方法、おすすめのアイテムなどを詳しく紹介します。
すっぴんの日でもクレンジングは必要?洗顔料との違い
基本的にメイクを全くしない日でも、クレンジングは必要です。ここで紹介する「メイクを全くしない日」とは、スキンケアのみで過ごすすっぴんの状態と、メイク用品を使わず日焼け止めのみを塗ったノーメイクの状態のどちらも指します。「W洗顔不要」と記載されたクレンジング以外は、すっぴんやノーメイクで過ごした日でも、洗顔料だけではなくクレンジングも使用したW洗顔をすることが大切です。
W洗顔が必要な理由は、基本的にクレンジングと洗顔料では落とせる汚れが異なるためです。クレンジングは “ 油性の汚れ ” 、洗顔料は “ 水性の汚れ ” にそれぞれ対応しています。たとえメイクをしていない日でも、肌には日焼け止めやスキンケアの油分、分泌された皮脂などの油性の汚れが付着します。これらはクレンジングでなければ十分に落とせません。一方で、汗や古い角質などの水性の汚れは洗顔料で落とす必要があります。
つまり、すっぴんの日でも肌には油性・水性の両方の汚れが存在するため、肌を清潔に保つにはクレンジングと洗顔の両方が欠かせないのです。
W洗顔不要のクレンジングの場合は、油性と水性の汚れをそれぞれ落とす洗浄成分が含まれているので、クレンジングだけで洗顔を完了することができます。
メイクしてない日もクレンジングを使うと良い理由4選
メイクをしていない日でもクレンジングを使うと良い理由は、主に以下の4つです。
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クレンジングを使用すると肌の汚れがきちんと落とせるので、肌を健やかな状態に保ちやすくなります。すっぴんの日にクレンジングを使うと良い理由を詳しく見ていきましょう。
*1 汚れを落とすことによる
*2 角質層まで
メイク以外の汚れを落とせる
すっぴんの日でもクレンジングを行うことで、皮脂やスキンケア製品に含まれる油分など、メイク以外の汚れを落とすことができます。特に皮脂腺から分泌される皮脂や、乳液・クリームなどに含まれる油性成分は、洗顔料だけでは落としきれないことがあります。また、「石けんで落とせる」という表示がない日焼け止めを使用した場合は、クレンジングでの洗浄が必要です。脂性肌(オイリー肌)の方は分泌される皮脂の量が多いため、洗顔料だけでは皮脂汚れが十分に落とせず、肌に皮脂が残りやすくなります。
蓄積した皮脂汚れは、毛穴詰まり*1の原因となり肌トラブル*2を引き起こす可能性があるため、日々のクレンジングで不要な汚れを落とすことが大切です。
*1 汚れによる
*2 肌あれや乾燥
毛穴のケア*1ができる
洗顔料のみ使用するよりも毛穴のケアがしやすくなります。毛穴が目立つ原因のひとつに、皮脂汚れや古い角質が混ざって塊になった「角栓」があります。角栓は毛穴を目立ちやすくする*2だけでなく、炎症やニキビなどの肌トラブルも起こりやすくなります。
クレンジングでメイクや皮脂、毛穴の中の汚れなどがクレンジングで除去されると、毛穴の目立ち*2が気になりにくくなります。毎日ケアを続けることで、毛穴悩みが起こりにくくなるでしょう。
*1 汚れを落とすことによる
*2 汚れの詰まりによる
汚れを落とすことにより、肌に透明感が出る
クレンジングで汚れを落とすことにより、肌に透明感が出やすくなります。皮膚表面に分泌された皮脂は紫外線に当たって酸化すると、過酸化脂質という物質に変化します。過酸化脂質は “ メラノサイト ” を刺激することでメラニン色素の生成を促します。基本的に1日の終わりに皮脂を落とせば問題ありませんが、皮脂が残っていると過酸化脂質に変化し、色素沈着を起こしてシミやくすみの原因になりかねません。
1日の最後にクレンジングで肌に残った油性の汚れをしっかりと取り除くことが、肌の透明感に繋がるのです。
スキンケア成分が浸透*しやすくなる
肌に皮脂や古い角質などの汚れが残っている状態では、化粧水や乳液などに含まれる美容成分が角質層まで浸透しにくく、本来のスキンケア効果が得られない可能性があります。クレンジングによって皮脂や日焼け止めなどの油分を取り除くことで、美容成分が角質層まで浸透しやすくなり、スキンケアの効果を得やすくなるでしょう。
* 角質層まで
すっぴんの日のクレンジング方法3ステップ
すっぴんの日に行う正しいクレンジングの方法を3ステップで紹介します。正しい方法を取り入れ、クレンジング効果を最大限に活かしましょう。今回は、クレンジングバームやクレンジングオイルを使用する際の方法をご紹介します。
1.手を洗って清潔な状態にする
クレンジングの前に、手を洗って清潔な状態にしましょう。手を洗った後は清潔なタオルで水気をしっかり落とします。水気をしっかり落とすことでクレンジング料が肌になじみやすくなります。
2.顔の中心から外側へ、円を描くようになじませる
クレンジングは、頬→小鼻→Tゾーン→口元→目元の順に、顔の中心から外側へ円を描くようになじませましょう。
3.ぬるま湯で洗い流す
クレンジングが肌になじんだら、ぬるま湯で洗い流しましょう。クレンジングの洗い残しがあると、肌あれや乾燥など肌トラブルの原因になります。20〜30回を目安に、しっかり洗い流すようにしてください。
すっぴんの日にクレンジングをする際のポイント
すっぴんの日にクレンジングをする際は、以下の4つのポイントを意識しましょう。
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すっぴんの日はメイクを落とす必要はないため、肌に負担がかからないように不要な汚れだけを洗い流す方法を行う必要があります。クレンジングのポイントを詳しく見ていきましょう。
肌にやさしいクレンジングを選ぶ
すっぴんの日は、必要最低限の汚れを落とせる、肌に刺激の少ないクレンジングを選ぶようにしましょう。無添加設計になっているものなど、肌の負担に考慮されたクレンジングを選ぶと良いでしょう。
TゾーンやUゾーンはしっかり洗う
すっぴんの日でも、額や鼻あたりのTゾーンやあご周りのUゾーンはしっかり洗うようにしましょう。皮脂腺が多いTゾーンやUゾーンの不要な皮脂をしっかりオフすると肌あれが起こりにくくなります。
摩擦を避ける
クレンジングする際は、摩擦を避けましょう。汚れを落とそうとゴシゴシこすって洗うと、肌に負担がかかります。また、肌を必要以上に強くこすると肌表面が傷つき、乾燥しやすくなる恐れもあります。肌表面を「こする」のではなく、肌の表面を「すべらせる」ようにクレンジング料と汚れをなじませましょう。薬指や中指を使うと、摩擦が起こりにくくなります。クレンジングと洗顔の両方を行うことができるW洗顔不要のクレンジングを使用するのも良いでしょう。
時間をかけすぎない
クレンジングの際は、時間をかけすぎないように注意しましょう。必要以上に時間をかけすぎると、肌への負担が大きくなります。1分程度を目安にやさしく洗い流すようにしましょう。
メイクをしてない日に適したクレンジングの種類
クレンジングは、形状や洗い上がりなど、タイプによって特徴が異なります。ご自身の肌状態などに応じて適したものを選びましょう。
タイプ名 | 特徴 |
クレンジングミルク | ・うるおいを残しながら洗える ・洗浄力がマイルド |
クレンジングクリーム | ・保湿力が高い ・乳化させながらすすぐ |
クレンジングウォーター | ・さっぱりとした使い心地 ・コットンで汚れを拭き取る |
クレンジングオイル | ・洗浄力が高い ・さっぱりとした洗い上がり |
クレンジングバーム | ・保湿力と洗浄力が高い ・しっとりとした洗い上がり |
各クレンジングの特徴を詳しく解説します。
クレンジングミルク
なめらかな使い心地が特徴です。肌にやさしい成分でできているものが多く、水分ベースでうるおいを残しながらメイクが落とせます。とろみのあるテクスチャーのため摩擦も起こりにくく、肌負担を抑えたい方におすすめです。
クレンジングクリーム
クリームタイプで肌に伸ばしても厚みのあるクレンジングです。保湿成分がしっかり配合されていることが多く、洗い上がりがつっぱりにくいことも特徴のひとつです。洗浄力と保湿力のどちらも欲しい方に向いています。乳化しにくい性質があるため、拭き取りやW洗顔が必要な場合があります。
クレンジングウォーター
コットンに含ませて汚れを拭き取るタイプ。さっぱりとした使い心地で、脂性肌(オイリー肌)の方に向いています。また洗い流しの必要がないため、スキンケアの時間を短くしたい方や、洗いすぎによる乾燥を防ぎたい方に向いています。
クレンジングオイル
油分が多く含まれており、洗浄力が高いクレンジングです。しっかりメイクをした日のクレンジングに向いています。肌に広げやすく汚れともなじみやすいため、毛穴や角栓の汚れを落としやすい特徴があります。
クレンジングバーム
オイルと美容成分を固めた半固形状のクレンジングです。クッション性があるテクスチャーのため、摩擦を軽減しながら汚れを落とせます。洗浄力が高く毛穴の汚れを落としやすいことが特徴です。油分が含まれているため、洗い上がりはしっとり感があり、うるおいを保ちながらクレンジングできます。
すっぴんの日におすすめ!クレンジングアイテム2選
最後に、すっぴんの日におすすめのクレンジングアイテムを2つ紹介します。どちらもW洗顔不要で摩擦レスなテクスチャーなので、肌負担を軽減してクレンジングと洗顔の両方を一度に行えて、スキンケア時間も短縮できます。ご自身の肌悩みや気分に合わせて選んでみてください。
ゆらぎがちな肌に寄り添い、健やかな肌へ DUO(デュオ) 薬用有効成分のグリチルレチン酸ステアリルを配合し、ゆらぎの原因*2にアプローチ。炎症を抑えて肌あれを防ぎ、健やかな調子*3の良い肌へ導きます。低刺激*4なのに洗浄力が高く、さらにうるおいをキープする処方で保湿力も高いので洗い上がりもしっとり感が持続。肌あれを防ぎたい方や肌がゆらぎがちな方におすすめです。 *1 予防すること |
明るく透明感*1のある、つるんとクリア*1な肌へ DUO 4種の天然クレイ*3を配合し、メイクや古い角質を吸着。肌に蓄積されたくすみ*4を除去します。さらに透明感*5を引き出す21種のブライトケア*5成分*6を配合し、うるおいによって乾燥やキメの乱れによるくすみにもアプローチ。使うたびくすみ悩み*4を繰り返しにくい調子*7の良い肌に近づけます。 *1 汚れ除去とうるおいによる |
メイクしてないすっぴんの日も毎日クレンジング
メイクをしていない日でも、スキンケアクリームや日焼け止めなどの油分などが肌に付着しているのでクレンジングは必要です。クレンジングは肌の汚れを落とせるだけでなく、毛穴ケアや、スキンケアの浸透*を促す効果も期待できるため、毎日行うことで健やかな肌をキープしましょう。
* 角質層まで
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(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 あだち)