クレンジングをしても毛穴の中にメイク汚れが?メイク落としの正しい手順を解説
目次
クレンジングをしているのに毛穴の中のメイク汚れが落ちない原因は、メイクの濃さとクレンジング料の洗浄力が釣り合っていないことや、肌に合わないクレンジングの使用、誤った洗い方などさまざまです。メイクが落としきれずに毛穴詰まりを放置すると角栓となってザラつきが気になったり肌にうるおいが行き渡りにくくなり、毛穴の黒ずみ*や肌あれを招くこともあります。日々毛穴の中の汚れをスッキリ洗い流せるよう、毎日のクレンジングを見直すことが健やかな肌への第一歩です。
本記事では、メイクをきちんと落とすために有効な正しいクレンジングの手順を5ステップでわかりやすく解説します。また、自分に合ったクレンジングの特徴と選び方についても説明します。メイクの落ちにくさや毛穴詰まり・角栓に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。
* 汚れの詰まりによる毛穴目立ち
クレンジングをしても毛穴汚れが落ちない5つの原因

クレンジングをしても毛穴の中の汚れが落ちない主な原因は以下の5つです。
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これらの原因が重なるとメイクや皮脂、古い角質などの汚れが落ちきらず、毛穴に残ってしまいます。毛穴の汚れを放置すると毛穴詰まりや角栓、いちご鼻*の原因となり、黒ずみ*やザラつきが目立ってしまうことも。自分の肌状態やクレンジング方法を見直し、適切なケアを心がけることが大切です。
* 汚れの詰まりによる毛穴目立ち
自分に合うクレンジングの選び方|種類と特徴

毛穴の中の汚れをきれいに落とすためには、自分の肌質やメイクの濃さに合ったクレンジングを選ぶことが重要です。クレンジングはタイプによって特徴や使い心地、向いている肌質が異なります。ここでは主要な5つのタイプについて、種類と特徴を以下の表にまとめました。
| 主な特徴 | おすすめの方 |
| オイルタイプ | |
| 油分が主成分で、クレンジング力が高く、濃いメイクも手早くしっかりと落とせる | オイリー肌の方 しっかりメイクの方 |
| バームタイプ | |
| 高いクレンジング力と厚みのあるテクスチャーで摩擦レス | クレンジング力と肌へのやさしさを両立したい方 |
| クリームタイプ | |
| 濃厚なテクスチャーと高い保湿力 | 乾燥や肌のゴワつきが気になる方 |
| ミルクタイプ | |
| 油分と水分のバランスに優れたやさしい使用感 | 乾燥肌の方 ナチュラルメイクの方 |
| ジェルタイプ | |
| みずみずしくさっぱりとした洗い上がり | 肌への刺激を抑えてメイクオフしたい方 |
以下でそれぞれのタイプについて、詳しく解説します。
オイルタイプ
メイクを素早く落とすなら、オイルタイプがおすすめです。主成分が油分なため、メイクや皮脂になじみやすく、濃いメイクやウォータープルーフも短時間で落とせます。洗い上がりはさっぱりとしていて、ベタつきが気になるオイリー肌の方にも向いています。
短時間でサッとクレンジングを済ませたい方や、ポイントメイクをしっかり落としたい方にもぴったりです。
バームタイプ
バームタイプは半固形状のクレンジングで保湿力が高く、体温または手の圧でとろけてオイル状に変化します。オイルタイプと同じように高いクレンジング力を持ちながら、厚みのあるテクスチャーが肌をやさしく包み、摩擦による肌への負担を軽減します。なめらかな心地良い使用感で、濃いメイクやポイントメイクも落としやすいのが特徴です。
クリームタイプ
クリームタイプは、こっくりとした濃厚なテクスチャーと高い保湿力が特徴です。肌をやさしく包み込みながらマッサージするようにじっくりメイクを落とせるため、洗い上がりの肌はしっとり柔らかく整います。メイクになじませた後に拭き取るタイプもあるので、使用方法を確認しましょう。クレンジング力がマイルドなため、ポイントメイクを落とすには少し時間をかける必要がありますが、乾燥やゴワつきが気になる方やクレンジング後の肌のツッパリ感が気になる方におすすめです。
ミルクタイプ
ミルクタイプは、乳液のようにとろっとしたテクスチャーで、油分と水分のバランスに優れたやさしい使用感が特徴です。肌を労わりながらメイクを落とせるため、摩擦を抑えてうるおいを守ります。マイルドな洗浄力で、薄いメイクを落とす時や朝の洗顔代わりとしても使えるので、しっとり洗い上げたい方やナチュラルメイクの方におすすめです。
ジェルタイプ
みずみずしく軽やかな使用感を求める方にはジェルタイプが適しています。みずみずしい感触で、摩擦を抑えながらメイクを浮かせて落とします。肌なじみの良いテクスチャーがお好みの方におすすめです。水溶性と油溶性の2種類あり、水溶性のジェルはクレンジング力が控えめでさっぱりとした洗い上がり、油溶性のジェルは水溶性よりもメイク落ちが良い点が特徴です。ご自身のメイクや肌質に合ったタイプを選びましょう。
上記を踏まえ、さらにW洗顔が不要なクレンジング料を選べば、効率よくクレンジングを済ませられる上、W洗顔による肌負担を抑えることもできます。
| クレンジングのタイプ別のメリット・デメリットをより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。 クレンジングのタイプ別メリット・デメリットまとめ >> |
毛穴汚れ・メイク汚れが残らないクレンジングの正しいやり方

毛穴の中の汚れやメイク汚れを残さず落とすには、アイテム選びだけではなく正しい手順でクレンジングすることが大切です。間違った方法では肌の摩擦や乾燥を招き、トラブル*の原因になることもあります。
ここでは、毛穴の奥まで汚れをきちんと落とし、うるおいを守るための5STEPをわかりやすく解説します。
* 肌あれや乾燥
STEP1:肌を温める
まずは、肌を温めてメイクを浮かせましょう。スチーマーがあれば顔に蒸気を当てて毛穴をゆるめ、予めメイクを浮かせることで摩擦の負担を軽減できます。
スチーマーがない場合は蒸しタオルで代用する方法がおすすめです。
| 【蒸しタオルの作り方】 ①フェイスタオルを水で濡らしてしっかり絞る ②フェイスタオルを二つ折りにして、ロール状に巻く ③500~600Wの電子レンジで約30秒温める ④タオルを広げて顔全体をおおい手で軽く抑える。タオルが冷えてきたら②③④を繰り返し2回行う ※タオルが熱すぎると、やけどや肌の乾燥の原因に繋がるので、温度には十分注意してください。熱すぎる場合は、タオルを軽く振って適度に冷ましてから使用してください。 |
STEP2:アイメイク・ポイントメイクを落とす
濃いアイメイクやポイントメイクは、クレンジングだけでは落ちにくいため、専用リムーバーで先に落とすのがおすすめです。コットンにリムーバーをたっぷり含ませて、アイメイクやリップに数秒置いてなじませます。その後、コットンをすべらせるようにやさしく拭き取りましょう。
こうすることで、メイクの落とし残しやゴシゴシ洗いによる肌への負担を防ぎ、次のクレンジングをよりスムーズに行えます。
STEP3:頬→Tゾーン→目元→口元の順で洗う
乾いた手に適量を取り、頬→Tゾーン→目元→口元の順にやさしくなじませます。
特に皮脂が出やすい額から小鼻のTゾーンは念入りに、皮膚が薄い目元や口元は力を入れず、指先でくるくるとやさしくマッサージするイメージで行いましょう。
各アイテムの推奨量や使い方をしっかり守ることで、汚れをしっかり落としながら肌への負担を軽減できます。
| ▽DUO ザ クレンジングバームシリーズの詳しい使い方はこちら▽ |
STEP4:ぬるま湯ですすぐ
クレンジング後は、ぬるま湯でやさしくすすぎましょう。冷水ではなじませたクレンジング料が落ちにくく、熱すぎるお湯は必要な水分や油分まで流して乾燥の原因に繋がります。
手のひらにぬるま湯をためてやさしく丁寧にすすぐことで、肌への負担を抑えてきれいに洗い流せます。特に、こめかみや生え際、フェイスラインなどはすすぎ残しが多い部分なので注意しましょう。
すすいだ後は鏡を見ながら、メイクやクレンジング料が残っていないかチェックしましょう。
| ✓ POINT ついつい洗い残してしまいがちな要注意スポット5 ・小鼻のキワ ・目頭・涙袋や目尻など目のキワ ・額上の生え際 ・もみあげなど耳の付け根 ・あご裏などフェイスライン |
STEP5:洗顔・保湿をする
W洗顔が必要なクレンジング料の使用後は、洗顔と保湿をセットで行いましょう。洗顔料はしっかり泡立て、泡を肌の上で転がすようにやさしく洗います。洗顔後は肌の水分が蒸発しやすいため、化粧水や乳液で素早く保湿することが大切です。
自分に合った洗顔料や保湿アイテムを取り入れることで、クレンジング後の肌をしっとりと保てます。
| 正しい洗顔の仕方や自分に合った洗顔料の選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。 正しい洗顔のやり方とは?美肌を叶える洗い方や洗顔料の選び方 >> |
クレンジングでやってはいけないNG行為

クレンジングはメイクや汚れを落とす大切なステップですが、間違ったやり方で肌に負担をかけてしまうことも少なくありません。ここでは、クレンジングでやりがちなNG行為を3つ紹介します。自身に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
少量でクレンジングをする
クレンジングは適量を使うことが大切です。少ない量でクレンジングをしようとすると、メイク汚れを十分に落とせず、摩擦が増えて肌あれの原因に繋がることがあります。使用量は製品に記載された目安・推奨量を守り、肌全体にムラなく広がる量を取ってしっかりなじませましょう。
適量を守ることでメイクや汚れをきれいに落とし、肌への刺激も抑えられます。
ゴシゴシとこする
メイクをしっかり落としたいからといって、ゴシゴシとこするのはNGです。強い摩擦は肌を傷め、乾燥やくすみ*の原因に繋がる可能性もあります。クレンジングは無理やり落とそうとせず、やさしくなでるように広げてメイクと十分になじませることが大切です。
その後、ぬるま湯でしっかりすすぐことで、肌に余計な負担をかけずにしっかり洗い上げることができます。
* 乾燥による
熱いお湯・シャワーで流す
クレンジングをすすぐ際は、熱いお湯やシャワーを直接顔に当てないようにしましょう。熱すぎるお湯は肌のうるおいに必要な水分や油分まで奪い、乾燥や肌あれを招く原因に繋がります。また、シャワーの強い水圧は肌への刺激になってしまいます。
ぬるま湯を両手ですくい、顔全体にやさしく押し当てるように丁寧にすすぎましょう。洗い残しがないように、細かい部分までしっかりと洗い流すことが大切です。
毛穴の汚れやメイクを落としつつ、肌悩みもケアするクレンジング2選

| クレンジングバーム / 黒ずみ毛穴ケア |
DUO |
| クレンジングバーム / うるおい・肌あれケア*1 |
ザ 薬用クレンジングバーム バリア |
| DUOのクレンジングバームは肌悩みに合わせて選べる全6種類。 ケアしたい悩みに合わせて選びたい方は、ぜひ以下の記事も読んでみてくださいね。 【徹底比較】DUOのクレンジングバームはどれがいい? >> |
▼ザ クレンジングバームシリーズはこちらから

クレンジングで汚れが落ちないことに関するよくある質問

最後に、クレンジングで汚れが落ちないことに関するよくある質問に回答します。
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クレンジングの洗い残しや毛穴詰まりが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
クレンジングをしてもメイクが落ちていない気がする場合の対処法は?
クレンジング後にメイクが落ちていないかも?と感じたら、一円玉大の乳液を含ませたコットンを、顔にやさしく滑らせて確認しましょう。コットンに色がつくとメイク残りがあるサインです。この時、コットンで強く肌を擦らないように気をつけましょう。
メイクが残りやすい場合は、ポイントメイクアップリムーバーを用いて落とすのがおすすめです。メイク残りが多かったり、何日も続くようであれば、クレンジング力の高いアイテムへの切り替えを検討しても良いでしょう。肌にやさしく、しっかりメイクを落とすためには、クレンジング方法やアイテムが自分に合っているかを見直すことが大切です。
クレンジングをしても毛穴が詰まる時はどうすればいい?
クレンジングをしても毛穴が詰まる時は、まず肌の水分と油分のバランスを整える*ことを意識しましょう。乾燥すると肌が硬くなり、毛穴が開きっぱなしになるため汚れが溜まりやすく、皮脂が過剰に分泌していると毛穴詰まりの原因にも繋がります。
対処法として、蒸しタオルで顔を温めて毛穴を開いてからクレンジングをするのがおすすめです。洗顔後は時間を置かずにしっかり保湿を行い、肌のうるおいを保ちましょう。
* 過剰な皮脂を落とし、うるおいを与えること
毎日の正しいクレンジングで洗い残しのない状態に整えましょう

クレンジングで毛穴汚れが落ちない原因は、メイクの濃さとクレンジング料の洗浄力が釣り合っていないことや、肌に合わないクレンジング料の使用、誤った洗顔方法などが挙げられます。放置すると毛穴詰まりや黒ずみ*1、いちご鼻*1に繋がることもあるため、肌状態を確認し、クレンジング方法を見直すことが大切です。
クレンジングはタイプごとに特徴が異なるため、自分の肌質やメイクに合ったものを選びましょう。さらに、季節や肌のコンディションによってクレンジングを使い分けると、毛穴の目立たない*2なめらかな肌を保ちやすくなります。
今日からクレンジング習慣を見直して、洗い残しのないクリアな肌を目指しましょう。
*1 汚れの詰まりによる毛穴目立ち
*2 汚れを落とすことによる
正しいクレンジングについて、もっと詳しく知りたい方はこちらもチェック![]() 今では一般的となったクレンジングバームですが、クレンジングアイテムの中では歴史が浅いため、「他のクレンジング商品との違いがわからない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな疑問を解決すべく、今回はクレンジングバームについて詳しく解説いたします。
クレンジングバームとは?特徴と... |
(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 はせ)






