洗顔後の白いカスの正体は角栓!鼻に白い角栓ができる原因とは?

FV_洗顔後の白いカスの正体は角栓!鼻に白い角栓ができる原因とは?

洗顔後やクレンジングの後、鼻の周りに白いカスや白いポツポツが飛び出ているのが気になったことはありませんか?それは毛穴に詰まった皮脂や古い角質が固まった「角栓」かもしれません。角栓は放っておくと毛穴の黒ずみや開きにも繋がるため、早めのケアが大切です。

本記事では、鼻に白い角栓ができる理由や正しいスキンケア方法を解説します。角栓ケアにおすすめのクレンジングも合わせて紹介するので、ぜひ最後までお読みください。

洗顔後に毛穴から出る「白いカス・ポツポツ」の正体とは?

毛穴汚れを気にする女性

洗顔後に毛穴から出ている白いカスやポツポツの正体は「角栓」です。角栓とは、毛穴から分泌された皮脂や古い角質、ほこりなどの汚れが毛穴の中で混ざり合い、固まったものを指します。角栓は皮脂分泌の多い鼻やおでこ、あごなどのTゾーンにできやすいのが特徴です。また、白い角栓が酸化し、黒ずんだ黒い角栓ができた鼻のことを「いちご鼻」とも呼びます。

イメージ済_毛穴の構造

鼻に白い角栓ができる原因

鼻に白い角栓ができるのは、いくつかの原因が考えられます。ここで解説する鼻に白い角栓ができる原因を理解し、対策に繋げましょう。

毛穴に汚れが溜まる

毛穴に汚れが溜まることで、白い角栓ができやすくなります。
毛穴には皮脂腺が付随しており、分泌された皮脂が汗と混ざり合うことで皮脂膜を形成します。この皮脂膜があることで肌をうるおいが蒸発しないようにキープし、乾燥や大気浮遊物質などによる外的刺激から守っています。しかし、古い角質やメイクの洗い残しなどが毛穴に残ると、古い角質と混ざり合って角栓を形成し、炎症を起こしやすくなったり、肌のバリア機能が低下低下に繋がることもあります。特に、水を浴びたり汗をかいても落ちにくいメイクをする方や脂性肌(オイリー肌)の方は、毛穴詰まりに注意しましょう。

毛穴の中の汚れまですっきり落とすクレンジング方法はこちら >>

ターンオーバーの乱れ

ターンオーバーの乱れも、鼻に白い角栓ができる原因のひとつです。
ターンオーバーとは、肌の表面の古い角質が自然に剥がれ落ち、新しい肌へと生まれ変わるサイクルのことです。通常は約28日周期で行われ、メラニンや古い角質の排出を助けています。
しかし、間違ったスキンケアやストレス、生活習慣の乱れなどによってこのサイクルは簡単に崩れるため、注意が必要です。ターンオーバーが乱れると肌に古い角質が残りやすくなり、肌のゴワつきや角栓の形成、毛穴の開きなどのトラブルを引き起こす可能性があります。

肌の乾燥

肌の乾燥も角栓や毛穴詰まりの原因に繋がります。肌が乾燥すると汗の分泌が減り、肌表面の水分量も低下します。その状態が続くと、肌は「これ以上水分が逃げないように」とうるおいを守ろうとして皮脂を過剰に分泌します。過剰に分泌された皮脂をしっかりオフできていないと、角栓ができやすくなります。

また、乾燥が進むと肌表面の角質層が硬くなる「角質肥厚(かくしつひこう)」という状態になり、肌がゴワつき、毛穴の汚れも落としにくくなります。乾燥から肌を守るためには、保湿ケアで肌の水分バランスを整えることが大切です。

白い角栓を取らないとどうなる?起こりうるトラブル

拡大された女性の小鼻

白い角栓をそのまま放置していると、毛穴の詰まりが悪化し、さまざまな影響を及ぼす可能性があります。ここでは、白い角栓を放置すると起こりうるトラブルを3つ紹介します。つるんとした肌を保つためには、正しいケアで肌へ負担をかけないことが大切です。

毛穴の開き・黒ずみ

角栓は放置すると大きくなって毛穴を押し広げ、毛穴自体が開いて見えてしまうこともあります。さらに、毛穴に詰まった角栓が空気に触れることで酸化し、黒く変色することで目立ちやすくなります。またファンデーションで無理に隠そうとすると、汚れが詰まりやすくなり、かえって角栓が悪化することも少なくありません。

ニキビ・肌あれ

毛穴に詰まった汚れの中で細菌が増殖し、炎症を引き起こすことでニキビができやすくなります。角栓が原因で同じ場所に何度もニキビを繰り返すこともあり、悪化すると跡が残ってしまうこともあります。

メイクのりが悪い

角栓によって肌表面がザラつくと、メイクのりが悪くなってしまいます。その状態でファンデーションを重ねても、きれいに密着しません。肌のキメが乱れることで光の反射が不均一になり、肌の透明感*1も引き出しにくくなります。角栓があるとメイクが崩れやすくなったり、くすみ*2が目立ったりする原因にも繋がります。

*1 うるおいによる
*2 汚れによる

白い角栓を取る時にやってはいけないNG行動5選

白い角栓が気になると、指で押し出したり、ゴシゴシ洗ったりしてしまいがちですが、自己流のケアは逆効果になることがあります。ここでは、白い角栓を取る際のNG行動を5つ紹介します。正しいケアのためには、避けるべきNG行動を理解しておくことが大切です。

1.角栓を無理やり抜く

角栓を無理に引き抜くことは控えましょう。ピンセットや指でギュッとつまんで押し出すと肌に強い刺激が加わり、炎症や赤みを引き起こす可能性があります。また、傷が残って色素沈着に繋がることもあるので注意しましょう。無理に取り除こうとするたびに肌への負担は大きくなり、結果的に毛穴の状態が悪化してしまいます。

2.ゴシゴシと洗顔する

洗顔時にゴシゴシと強くこするのは、肌にとって大きな負担となるため控えましょう。摩擦によって肌表面が傷つき、乾燥やターンオーバーの乱れを引き起こしやすくなります。また、肌のバリア機能が弱まることで、かえって肌トラブル*を悪化させてしまうこともあります。

洗顔はたっぷりの泡で、なでるようにやさしく行うのが基本です。洗顔後もタオルでゴシゴシ拭くのではなく、軽く押さえるようにして水分を吸い取りましょう。

* 肌あれや乾燥

3.何度も顔を洗う

汚れをしっかり落とそうとするあまり、洗顔をしすぎるのも良くありません。洗顔のしすぎは肌の必要なうるおいまで奪い、かえって角栓や皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいます。クレンジングは1日1回、洗顔は朝と夜の2回程度が目安です。

4.キンキンに冷えた冷水で洗顔する

キンキンに冷えた水での洗顔は避けましょう。極端に冷たい水を使うと、開いていた毛穴が急に閉じてしまい、毛穴に残った皮脂や角質を十分に洗い流せません。その結果、汚れが毛穴に留まり、角栓や黒ずみの原因になることがあります。ぬるま湯でやさしく洗い流しましょう。

5.吸着力が強い毛穴パックを使う

毛穴パックは吸着力が高いので、過度な使用は控えましょう。一時的に角栓がごっそり取れたとしても、肌への刺激が強く、毛穴の周りの皮膚にまで刺激を与えてしまいます。過度な使用は毛穴に負担がかかることで、炎症や赤みが悪化することも少なくありません。毛穴パックは使用頻度を守り、肌の状態に合わせて適切に取り入れましょう。

角栓詰まりを取り除く正しいスキンケア方法4ステップ

角栓を押し出そうとする女性

角栓の詰まりを防ぐには、毎日のスキンケアを正しい方法で行うことが大切です。ここでは、基本的なスキンケア4ステップを紹介します。毛穴の開きやザラつきが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

STEP1.ホットタオルで毛穴を開く

角栓を無理に押し出そうとせずに取り除くには、まず毛穴を開くことが重要です。ホットタオルで顔を包むと、熱と蒸気の作用で毛穴が開きやすくなり、角栓を取り除きやすくなります。

【スチームタオルの作り方】
①フェイスタオルを水で濡らしてしっかり絞る
②フェイスタオルを二つ折りにして、ロール状に巻く
③500~600Wの電子レンジで約30秒温める
④タオルを広げて顔全体をおおい手で軽く抑える。タオルが冷えてきたら②③④を繰り返し2回行う
※タオルが熱すぎると、やけどや肌の乾燥の原因に繋がるので、温度には十分注意してください。熱すぎる場合は、タオルを軽く振って適度に冷ましてから使用してください。

STEP2.クレンジングで角栓を柔らかくほぐす

毛穴が開いたら、次はクレンジングで角栓の原因となる油性の汚れをやさしく落としましょう。

クレンジングは主にメイクや皮脂、日焼け止めなどの “ 油性 ” 汚れを落とすためのものです。一方で、洗顔料は主に汗やほこりなど “ 水性 ” 汚れを落とすものなので、役割が異なります。日焼け止めやアイブロウのみの日でも、クレンジングを行いましょう。

肌にクレンジング料をなじませてやさしくマッサージすることで角栓が柔らかくなり、次の洗顔でより汚れを落としやすくなります。

STEP3.洗顔で汚れを取り除く

クレンジングの後は、泡立てた洗顔料でやさしく洗い、肌に残った汚れをスッキリ落としましょう。キメ細かな泡を作ることで、手と肌の間にクッションができ、摩擦を防ぐことができます。ゴシゴシこすらず、泡でなでるように洗うのがポイントです。

洗顔後はぬるま湯ですすぎ、洗い残しがないように注意してください。W洗顔不要のクレンジングの場合は、洗顔のSTEP3は飛ばし、STEP4へ進んでください。

STEP4.保湿する

洗顔後はしっかりと保湿ケアを行いましょう。洗顔後の肌は無防備。水分が失われやすく、乾燥や大気浮遊物質などによる外的刺激に敏感な状態です。洗顔後は時間を置かずに化粧水で肌にうるおいを与えてから、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぎましょう。保湿することで肌のターンオーバーをサポートし、毛穴詰まりしにくい肌へと整えます。

角栓を出した後の正しいお手入れ方法については、こちらの記事も参考にしてください。

鼻の白い角栓ケアにおすすめのクレンジング2選

角版写真_DUO ザ クレンジングバーム クリア,DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア

鼻の白い角栓が気になる方は、使用するクレンジング料を見直してみましょう。ここでは、角栓ケアにおすすめのクレンジングバームを2つ紹介します。W洗顔不要で、油性と水性の汚れを一度で落とすことができます。肌負担を最小限に毛穴の目立たない*肌を目指したい方は、ぜひ試してみてください。

* 汚れを落とすことによる

頑固に居座る角栓・黒ずみ汚れを徹底オフ
< クレンジングバーム / 黒ずみ毛穴ケア >

商品紹介_DUO ザ クレンジングバーム ブラックリペア

DUO(デュオ)
ザ クレンジングバーム ブラックリペア
¥3,960(税込)/ 90g(約1ヵ月分)

角栓溶解オイル*が固くなった角栓や皮脂をやさしく溶かして、浮かび上がらせます。ゴシゴシこすることなく毛穴詰まりの原因にアプローチし、黒ずみ毛穴を繰り返しにくい、つるんとなめらかな肌へ導きます。さっぱりとしたシトラスの香り。

* アルガニアスピノサ核油、カンジダボンビコラ/(グルコース/ナタネ油脂肪酸メチル)発酵物ほか4種(エモリエント成分)

キメが整い、つるんと毛穴レス*1な素肌へ
< クレンジングバーム / 毛穴・キメの乱れケア >

商品紹介_DUO ザ クレンジングバーム クリア

DUO
ザ クレンジングバーム クリア
¥3,960(税込)/ 90g(約1ヵ月分)

ゴワついた肌をやさしくほぐしながら、古い角質や毛穴汚れをしっかり浮かせてオフ。肌に必要な油分と水分のバランスを整えながらテカリを防ぎ、毛穴の目立ちにくい*2肌へ導きます。爽やかなグレープフルーツの香り。

*1 毛穴汚れのない肌
*2 汚れ除去とうるおいによる

鼻の白い角栓に関するよくある質問

最後に鼻の白い角栓に関するよくある質問にお答えします。鼻の白い角栓が取れないと感じている方や、スキンケア以外でできる角栓ケアを知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。

鼻の白い角栓が取れないのはなぜ?

角栓がなかなか取れないのは、毛穴の周りの皮膚が硬くなっていることが原因です。肌がゴワついていると毛穴が開きにくく、スムーズに角栓を取るのが難しくなります。

また、ターンオーバーの乱れも原因の1つとして考えられます。角栓が取れないからといって無理に押し出すことは避けましょう。まずはホットタオルや日々の保湿ケアで皮膚を柔らかくし、角栓が落としやすい状態に整えることが大切です。

スキンケア以外でできる角栓ケアはある?

角栓対策にはスキンケアだけでなく、身体の内側からのケアも大切です。十分な睡眠やストレスの軽減、バランスの取れた食生活を意識しましょう。生活習慣を見直すことで皮脂の過剰分泌を抑えます。脂の多い食事や糖質の摂りすぎは皮脂の分泌を促すため、食べ過ぎには注意しましょう。

正しいスキンケアで角栓に困らない肌へ

手鏡を持ちながらにっこりする女性

本記事では、鼻に白い角栓ができる原因や、角栓を防ぐための正しいスキンケア方法について解説しました。肌を健やかに保つには、肌への負担をできる限り抑えて、正しいステップで丁寧にケアすることが大切です。また、睡眠や食生活、運動など、生活習慣を見直すことも意識し、毎日の積み重ねで、毛穴の目立ちにくい*なめらかな肌を目指すための第一歩を踏み出しましょう。

* うるおいによる

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(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 あだち)

著者情報

岡部 梨花

岡部 梨花

プロフィール: 美容ライター。20代後半になってスキンケアの大切さを実感し、美容を前向きに楽しむことを意識しています。スキンケアや美容が日常のちょっとした楽しみになるような情報をお届けします。趣味はカフェ巡り。コーヒーがおいしいお店でまったり過ごしています。

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