手orコットン?化粧水の効果を最大限引き出すつけ方とは

目次
化粧水を使う時、手のひらでなじませるかコットンを使うか、迷ったことはありませんか?「手とコットン、どちらがいいの?」という疑問にお答えするため、それぞれのケアの効果や違い・つけ方について解説いたします。
化粧水の役割について
まずは、化粧水の役割についてご紹介します。洗顔後の肌は、皮脂が洗い流されてうるおいバリアが一時的に不足し、水分が蒸発しやすい状態です。化粧水は、そんな乾燥しやすい肌に水分を補給し、うるおいを与えます。
また、化粧水で肌を整えることで、その後に使う美容液や乳液・クリームなどのスキンケアアイテムのなじみを良くし、浸透*をサポートする役割も担っています。
* 角質層まで
化粧水を手でつけるメリットとデメリット
化粧水を手のひらにとり、直接肌になじませる方法にはどのようなメリットがあるのでしょうか。あわせて、注意したいデメリットについてもご紹介します。
メリット | デメリット |
①摩擦が少ない 季節の変わり目など肌が敏感になっている時や肌あれを起こしている時は、手でなじませる方が刺激が少なく、肌への負担を減らすことができます。 |
①ムラが出る可能性 顔表面には凹凸があるため、手で化粧水をつけるとムラになり、均一に化粧水が行き渡らないことがあります。 |
②体温によるリラックス効果 手のひらの温もりによって化粧水が肌になじみやすくなる。また、リラックス感が得られるという声もあります。 |
②手が清潔でないと肌トラブルの原因に 手に雑菌がついたまま化粧水を塗布すると、その雑菌が肌に移り、吹き出物や肌あれの原因になることがあります。 |
③コストがかからない コットン代が不要。さらに化粧水を直接肌へなじませるため、コットンを使うよりも使用量を抑えられ、より経済的です。 |
③手から垂れやすい 手に取った化粧水の量や液の粘度により、つける際に手から垂れてしまうことがあります。 |
化粧水をコットンでつけるメリットとデメリット
続けて、コットンに化粧水を含ませて肌になじませた時の効果や、注意点などをご紹介します。
メリット | デメリット |
①ムラなく均一に肌へなじませることができる 目元・口元・小鼻など顔の凹凸にもしっかりとフィットするため、顔全体を満遍なく保湿することができます。 |
①摩擦による刺激が起きやすい 化粧水を肌へなじませる際に、力を入れすぎたり、こすってしまうと、肌にダメージを与えることがあります。 |
②角質ケアができる やさしく肌の上をすべらせることで、表面に残った古い角質や汚れも絡め取ることができ、肌をなめらかに整える効果が期待できます。 |
②化粧水の消費量が増える しっかり保湿するためには、コットンに十分な量の化粧水を含ませることが大切です。量が少ないと摩擦や乾燥の原因になるため、手でつけるよりも多めの使用量が必要です。 |
③衛生的 手の雑菌が直接肌に触れないため、肌トラブルのリスクを減らすことができます。 |
③つけ方によっては、繊維が肌に残ることも コットンの繊維の流れに逆らって使用したり、化粧水を十分に含ませずに使うと、毛羽立ちやすくなり肌に繊維が残ってしまうことがあります。 |
肌タイプや目的別に使い分ける
手とコットンのそれぞれにメリットとデメリットがあります。肌質や目的に合わせて使い分けると良いでしょう。
毛穴汚れやくすみ*1が気になる場合
コットンを使って化粧水をつけることで、毛穴汚れや表面に残った古い角質を絡め取ることができます。肌のブライトケア*2はもちろん、ゴワつきがとれて肌が柔らかくなります。
*1 古い角質による
*2 古い角質や汚れを取り除き、うるおいを与えることによる
敏感肌・乾燥肌の方の場合
より摩擦の少ない手でやさしくなじませるのがおすすめです。もしコットンを使用する場合は、肌への負担を減らすためにオーガニック素材のものを選ぶと良いでしょう。また、肌があれている時は刺激になりやすいため、できるだけコットンの使用を控えましょう。
DUOの化粧水は、手とコットンどちらが良い?
商品によっても手とコットンのどちらが推奨されるかは異なります。DUO(デュオ)の化粧水の場合、どちらの使い方が良いのか商品企画担当者の杉本さんに聞いてみました。
【DUO ザ リブーストローションa】の場合
杉本:
とろみのあるテクスチャーが特徴のザ リブーストローションaは、手でのご使用をおすすめします。2〜3プッシュを手に取り、手のひらで包み込むようにやさしくプレスしていただくと、肌に満遍なくなじみ、浸透*1を促すことができます。 とろみが肌に留まり、手でやさしく馴染ませるだけでも十分な使用感を得られます。ハリケアをしたい方、乾燥による毛穴目立ちが気になる方、透き通るような肌*2を目指したい方に、ぜひ使っていただきたいです。
*1 角質層まで
*2 うるおいによる
手でなじませるだけで、 DUO 3種の生ビタミン*1をたっぷりと配合し、美容液のように濃密な化粧水。厳選ブレンド「めぐり水*2」が美容成分の浸透*3と保湿をサポートし肌の内側*4までうるおいを巡らせ、角層環境を整えます。。とろりとしているのにベタつきのない使用感にも注目です。DUO史上、最高*5濃度のビタミン化粧水でトラブル*6を繰り返しにくい、ハリ・ツヤ・透明感*7のある肌へ導きます。 *1 オイルの粒に内包し、劣化を防いだフレッツヤシュな状態。パルミチン酸レチノール、テトラヘキシルデカン酸アスコルビル、トコフェロール(整肌成分) |
【DUO ザ コンディショニングローション】の場合
杉本:
ザ コンディショニングローションは、敏感肌・ゆらぎ肌の方に向けて開発した商品です。肌へのやさしさにこだわり、摩擦レスなケアを実現するためにミストタイプを採用しました。水のような軽やかなテクスチャーは、肌に触れる摩擦をできるだけ発生させないための処方。肌に直接吹きかけて、手でそっと押さえるだけでスキンケアが完了するので、摩擦を最小限に抑えながら浸透*を促します。敏感肌やゆらぎ肌に寄り添い、摩擦が気になる方も満足してお使いいただけます。
*角質層まで
ミストを吹きかけて、手でそっと押さえるだけ DUO 「くすみ*1」「あれ」「キメの乱れ」「ゆらぎ」など、一時的な肌不調のスパイラルから抜けられないのは、角質層で起こる「乾燥」にあることに着目して開発した化粧水。シルキーで柔らかなミストが肌をふわっと包み込み、角質層のすみずみまでうるおいを届けます。肌のコンディションを土台*2から整えて、もっちりと弾むみずみずしい健やかな肌へ。 *1 乾燥による |
手とコットンで差が出る!正しい化粧水のつけ方
手とコットン、それぞれのメリットを活かすために、正しい化粧水のつけ方を見直しましょう。
また、洗顔後は時間が経つと肌の水分が蒸発し、乾燥しやすくなってしまいます。できるだけすぐに化粧水をつけて保湿しましょう。
手
- 清潔な手のひらに適量の化粧水を取り、両手で軽くのばします。
- 手のひらで顔の内側から外側に向かってやさしくなじませます。特に乾燥しやすい目元や口元、小鼻周りは指の腹でやさしく押さえるようになじませましょう。
- 顔全体に化粧水がなじんだら、手のひら全体で顔を包み込むようにやさしく押さえ、浸透を促します。
✓ POINT 強く叩くようなパッティングは肌に刺激を与え、肌あれや乾燥などトラブルの原因になります。化粧水を肌になじませる時は、手でそっと顔を包み込むように触れるようにしましょう。 |
コットン
- まずはコットンを横長に持ち、中指と薬指に乗せて、人差し指と小指で挟みます。
- コットンがヒタヒタになるまで化粧水を含ませ、顔の内側から外側に向かってやさしくすべらせるように塗布します。細かい部分はコットンを折りたたんで軽く押さえるようになじませましょう。
- 最後にハンドプレスで浸透*を促します。
* 角質層まで
✓ POINT 特に乾燥が気になる部分には、コットンパックがおすすめです。 コットンを薄く裂き、たっぷりと化粧水を含ませて、伸ばしながら顔に貼るだけ。 小さく切ることで目元や小鼻周りもしっかり保湿できます。パック時間は3~5分程度が目安です。 長時間のパックは、コットンの化粧水が蒸発する過程で肌の水分まで奪ってしまいます。パック中に化粧水が乾き始めたと感じたら、化粧水を重ね付けしてうるおいを補いましょう。 |
【 コットンの選び方 】 コットンの毛羽立った繊維が肌に触れることで摩擦が生じ、肌トラブルの原因になることも。コットンにもさまざまな素材や種類があるため、用途に合わせて選びましょう。 ■パッティングにおすすめ:サイドシールタイプ 中綿を薄手の不織布で包み、両端が止められているので、液だれしにくく使いやすい。 ■コットンパックにおすすめ:カットタイプ 四辺が切りっぱなしのコットンで、広げやすく顔全体にフィット。 ■敏感肌の方におすすめ:オーガニックコットン 肌にやさしく、摩擦や刺激を抑えたい時に最適。 |
肌質に合ったケアこそ、理想の肌への近道
手とコットン、それぞれに合った正しいつけ方でスキンケアを行うことが大切です。肌質やお悩みに合わせて使い分け、健やかな肌をキープしましょう。
▽化粧水の正しい使い方をチェック |
(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 はせ)