乾燥肌にワセリンを塗るのはよい?正しい使い方や注意点も解説

目次
ワセリンは保湿効果に優れているため、その特徴と正しい使い方を知ることで、乾燥肌を効果的にケアできます。
ただし、スキンケアに取り入れる際の順序や、使用するワセリンの種類に注意しないと、ワセリン本来の保湿効果を体感できず、最悪の場合には乾燥肌が悪化してしまうかもしれません。
本記事では、ワセリンの基礎知識や、ワセリンを使った正しい乾燥肌ケア方法について解説します。ワセリン使用時の注意点や、顔や口周り、髪などへのワセリンの活用法も紹介するので、うるおいに満ちた健やかな肌を目指したい方はぜひ最後までお読みください。
ワセリンとは?乾燥肌におすすめの成分って本当?
ワセリンとは、石油を精製して作られた天然由来の保湿剤です。成分の多くが油分であるため保湿効果に優れ、手軽に使用できるスキンケアアイテムとして多くの人々に愛されてきました。
ワセリンは肌に塗布することで皮膚表面に膜を張り、内部の水分の蒸発を防ぐ効果があります。ただし、水溶性の保湿成分を含まないため、ワセリンを単独で使用しただけでは肌に十分なうるおいを与えることができません。
ワセリンのみのスキンケアは肌が水分不足を起こし油分量過多になりやすいので、化粧水などで水分を与えるケアを行ってからの使用がおすすめです。
ワセリンの種類と違い
ワセリンは純度の違いによって、大きく以下の3つに分類できます。
■黄色ワセリン(黄色) 比較的安価で手に入りやすい ■白色ワセリン(白色) 黄色ワセリンよりさらに精製度が高め、不純物を少なくしたもの ■ソフトタイプワセリン(純白色〜無色透明) 白色ワセリンよりさらに精製度がを高め、敏感肌の方や乳幼児にも処方されるもの |
一般的に、ワセリンは純度が高くなるほど色が白~無色透明となり、肌への刺激も少なくなると言われています。肌への負担が心配な場合は、最も精製度が高いソフトタイプワセリンがおすすめです。
ワセリンを使った正しい乾燥肌ケア|4ステップ
ワセリンで乾燥肌を効果的にケアするには、正しいスキンケア方法を知ることが大切です。
ここでは、ワセリンを使った正しい乾燥肌ケアの方法を、4つのステップに分けて詳しく紹介します。乾燥肌に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
Step1. クレンジングや洗顔で肌の汚れをオフする
乾燥肌だからといって落とすケアを怠ると、酸化した皮脂汚れや角質汚れが蓄積し、肌トラブル*1を引き起こしかねません。肌を清潔な状態に保つためにも、まずはクレンジングや洗顔で肌の汚れをしっかりオフしましょう。
しっかり泡立てた洗顔料を顔にのせ、円を描くようにやさしく洗うと、肌に負担をかけずに皮膚の汚れを落とすことができます。その後はぬるま湯ですすぎ残しがないよう、丁寧に洗い流しましょう。
乾燥肌の正しい洗顔方法についてより詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事も参考にしてください。 正しい洗顔のやり方とは?美肌を叶える洗い方や洗顔料の選び方>> |
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*1 肌あれや乾燥
*2 ハリ・ツヤのこと
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Step2. 導入美容液や化粧水で保湿する
洗顔後は導入美容液や化粧水を使って、肌にしっかり水分を与えましょう。少しでも肌の乾燥を防ぐため、洗顔後はできるだけ時間をおかずに保湿ケアを行うことが重要です。
乾燥によりターンオーバーの乱れやうるおいバリアの低下を招いている肌は、外部から取り入れた水分を肌に維持する力が弱くなっています。そのため、効率的に肌に保湿成分を与えるには、一度に全量を塗布せず、複数回に分けて少しずつ化粧水をそっと肌に入れこむように塗布するのがポイントです。
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Step3. 乳液やクリームでうるおいを閉じ込める
しっかり水分を補給した後は、乳液やクリームで肌にフタをしてうるおいを閉じ込めましょう。
油分を多く含むワセリンにもフタをする役割はありますが、ワセリンには美容成分や保湿成分は含まれていません。そのため、ワセリンを使う前に顔全体に乳液やクリームを使用した方が、肌の水分・油分のバランスをサポート*してくれます。
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Step4. 少量のワセリンを薄付けする
Step3までの基本のスキンケアを終えたら、特に乾燥が気になる部分にワセリンを薄く塗布しましょう。
ワセリンは使用量が多いと肌の水分・油分のバランスが乱れてしまう恐れがあるので、気になる部分にポイント使いするのがおすすめです。少量を綿棒かスパチュラに取ってから手の甲や手のひらで体温で溶かすようなイメージでよく伸ばし、肌に薄くのせることを意識してください。
顔全体の乾燥が気になる場合は、米粒2つ分程度のワセリンを手に取り、上記と同様の方法で顔の広範囲にワセリンを薄く塗布しましょう。一度に多量を取らず、少しずつ微調整しながら適量を使うことが大切です。
また、皮脂分泌が活発になりやすいおでこや鼻筋、あご周りは、特に厚塗りにならないように気をつけましょう。乾燥しやすい目の下、頬、口周りからワセリンをなじませ、残った少量のワセリンをその他のパーツに使用すると、量を調節しやすくなります。
敏感肌でワセリンを使う際の4つの注意点
敏感肌の人がワセリンをスキンケアに取り入れる場合は、以下4つの注意点を押さえておくことが大切です。
事前にパッチテストを済ませる
ワセリンは副作用の少ない保湿剤とされていますが、敏感肌の人は念の為パッチテストを行ってからワセリンを使用してください。乾燥がひどい時は肌バリアが乱れている可能性が高く、低刺激のスキンケアアイテムでも予期せぬ肌トラブル*を引き起こしかねません。
パッチテストの具体的な方法は、以下を参考にしてください。
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* 肌あれや乾燥
白色ワセリンやソフトタイプワセリンを選ぶ
上述したように、精製度の高い白ワセリンやソフトタイプワセリンは肌への刺激が少ないため、乾燥により肌がデリケートな状態になっている方におすすめです。いずれも薬局やドラッグストアで一般的に取り扱われていることが多いので、最寄りの店舗を確認してみましょう。
ニキビ・吹き出物には塗布しない
ワセリンには肌あれ防止効果はありません。化膿(かのう)状態のニキビや吹き出物に塗布すると、ワセリンの油分で毛穴の入口が塞がり、より炎症が悪化する恐れがあるので塗布しないように注意しましょう。
乾燥した肌にニキビや吹き出物などができている場合は、その部分を避けてワセリンを塗布するようにしてください。
衛生面に気をつけて保管する
ワセリン開封後は、衛生面に配慮して保管することが大切です。市販のワセリンは防腐剤無添加のものが多いため、汚れた手で使用する、蓋を開けっぱなしにして放置する、などの行為は避けましょう。ワセリンに雑菌が繁殖し、肌トラブル*の原因になりえます。ワセリンの使用時にはできる限り綿棒やスパチュラを用い、使い終わるまでなるべく清潔に保つように心がけましょう。使用後は高温多湿を避けて保管するようにしてください。
* 肌あれや乾燥
フェイスケア以外のワセリンの活用法
ワセリンはフェイスケア以外にもさまざまな用途に使えます。ここでは、フェイスケア以外のワセリンの活用法を3つ、それぞれ詳しく紹介します。
ボディケア
ワセリンは顔だけでなく、全身にも使用できます。特に以下に挙げるパーツは乾燥が気になりやすい部位なので、ワセリンを塗布することで効果的に乾燥対策ができるでしょう。
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このほか、水分が不足しがちな日焼けが気になる部分をケアするのも効果的です。
ワセリンをボディケアに使う場合は、お風呂上がりのタイミングがおすすめです。全身の巡りがよく、肌に汚れが付着していないので、保湿ケアした箇所のしっとり感が長続きしやすくなります。
フェイスケアと同様、ボディローションやボディミルクなどで保湿をしてから使用すると、さらにワセリンの保湿効果を実感しやすいでしょう。
リップケア
ワセリンは、皮膚が薄くデリケートな唇や口周りの保湿にも活用できます。唇は摩擦に弱いので、ワセリン使用時はこすったり強く押し当てたりせず、やさしく塗布しましょう。
乾燥や唇のあれが特に気になる場合は、ワセリンを使った唇パックもおすすめです。具体的な方法は、以下を参考にしてください。
【 ワセリンを使った唇パック 】
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ヘアケア
乾燥による毛先のパサつきやゴワつきが気になる時は、シャンプー後のタオルドライした髪にワセリンをなじませるのもおすすめです。少量のワセリンを塗布した髪をドライヤーで乾かせば、ワセリンの油膜がドライヤーの熱から髪を保護してくれるので、髪のダメージを最小限に抑えられます。
ワセリンを正しく使って、乾燥肌をケアしましょう
成分の多くが油分であるワセリンは、その特徴と使用方法を正しく知ることで、効率的に乾燥肌をケアできます。ただし、ワセリンには美容成分や水溶性の保湿成分などは含まれていないので、化粧水や美容液・乳液などで肌にしっかりとうるおいを与えてから使用することが大切です。
スキンケアアイテムとワセリンをうまく組み合わせて、水分と油分の肌バランスをサポートすることで、乾燥の気にならない健やかな肌を維持しやすくなるでしょう。ぜひワセリンを日々のスキンケアに取り入れて、うるおいに満ちたツヤ肌を目指してください。
(編集 / プレミアアンチエイジング編集部 しばた)